パドヴァの友を思う

君は8時間前の世界にいる。この言い回しが正しいのかは僕にはわからないけれど。もしかすると僕が8時間後の世界にいるのかもしれない。

僕の朝に、君はいない。
君の夜に、僕はいない。

あと一月で君は未来へと向かう。8時間後の世界に。12時間に乗って。

向こうは寒いのだろうか。最近の東京は、君が知らないくらい寒い。

遥かなるパドヴァを思う。
君はパドヴァの風を運ぶ。

#詩 #散文詩 #パドヴァ

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