見出し画像

宇多田ヒカルさんの珠玉のMVが4Kで公開!

Music Videoが大好きです。素晴らしいMVは映画のような満足感を短い時間で与えてくれて、時に映画に勝るとも劣らない余韻を残す。
そして、YouTube全盛期の現代、かつてのように変な時間帯のTV番組を見なくても、気に入ったMVを何度でも見られるようになって、本当に幸せ。
しかし! 一つ不満だったのは、かつてその美しさや斬新さに圧倒された過去の名作MVが、非常に荒い画質でそのままUPされていることが多いこと。

宇多田ヒカルさんのMVも初期の作品は解像度の低いモヤモヤ画像で、今増えてる海外のリアクション動画の人たちなどに、あの感動を見せられないのを本当に残念に思ってた。
個人的にも、DVD特典などで映像は持ってるが、デッキに入れる作業が面倒なのでできればYouTubeでプレイリストなど作って、続けて見たいと思ってた。

その宇多田ヒカルさんが、キャリア初のベストアルバムリリースを記念して、歴代MVを4KにUPコンバートして順次公開してくださるのだ!
ありがてぇ!

そんな私の愛する宇多田ヒカルMV個人的BEST3!

「Passion」

※2024年3月30日プレミア公開

もう、大好き。何度見たかわからない、幻想的で神秘的なMV。
冒頭は、宇宙を飛空する女神のアニメーションから始まり、地上に降りてからは中国で撮影され膨大なエキストラを使った実写とアーティスティックなCGが、中央アジア的なドレスを纏った宇多田ヒカル氏の周りを彩る。最後の馬が走り抜ける草原まで、浮遊感のある歌声と相まってヒーリング効果抜群の映像作品。
別れた人を思う切ない歌詞の中に突然「年賀状は写真付かな」みたいなリアリティぶち込んでくるセンスにも驚く。宇多田ヒカル氏の歌詞は、時々「いい声で何言ってんの」、みたいなのがある。

Be My Last

※2024年3月29日プレミア公開

切ない。
東ヨーロッパのチェコの首都「プラハ」で撮影された、ノスタルジックな色合いの作品。曲もMVも物悲しい。浸りたい時の一曲。心臓ギュッと掴まれる。

traveling

※2024年4月4日プレミア公開

上の2曲とは打って変わって、明るい恋に前向きな曲。
SFちっくな不思議の国のギャラクシーエクスプレス(ウサギのフォルム)。ウェイトレス、もしくはツアーガイドの宇多田ヒカル氏は明るいポップな衣装。途中、クレイアニメが入ったり、モナリザのような衣装に変わったり、極彩色でSFモチーフなのに童話の雰囲気、何度見ても色褪せないワクワクを覚える。
この曲も、冒頭から
「仕事にもせいが出る、金曜の午後」から始まって、
「タクシーもすぐつかまる (飛び乗る) 目指すは君
『どちらまで行かれます?』ちょっとそこまで
『不景気で困ります (閉めます) ドアに注意』」
って、すごくない? 
なにこの掴み。
これを歌詞にしてメロディにのせるって、ほんと天才だと思った。

正直、これ以外のMVも素晴らしいものばかりなので、この機会に見たことない人は鑑賞して欲しい。

「何色でもない花」

新曲「何色でもない花」は、静謐な朝の空気を胸に吸い込んだみたいな気分になれるMV。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?