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アナグラム詩/46音いろは歌

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いつのまにやらアナグラム詩が増えたので整理を兼ねてのまとめ。
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記事一覧

血雨澄む音

蠱惑的な笑みを浮かべ 冬塗られ夜半放る血雨 澄む音拡げさせ 迷いの森に尊し祖 こわくてきな…

はっくー
3年前
13

はじまり

醒めぬ 朱の焔 主なうねり 隙を見せ 転げ遊べば 尊ぶ世 割れる前に 天地開闢 さめぬ しゅのほ…

はっくー
3年前
22

煙に巻く

心臓の音に耳を傾けながら 輪っかになる白い煙を見ていた 今日を生き切ったのはたまたま そん…

はっくー
3年前
19

羽をたたみ本のなかへ

今朝 お揃いの 羽破られ 立ち上がる 気力失って 笑みを交ぜ 媚びぬ夢羽 共に本へ棲む けさ お…

はっくー
3年前
27

6線

6線弾き 奏でる音待ち 見えぬ夢預け 胸のもや 皮膚を伝い 横へ放り 空に触れ ろくせんはじき …

はっくー
3年前
30

飽きぬ添い寝

氷雨揺れ落ち 物憂げな世迫む 時間止まって クリスタルに嗤えば 綻ぶ闇へ 飽きぬ添い寝を ひ…

はっくー
3年前
17

月光呼ぶ知らぬ和音

縦に長いモノクロ 知らぬ和音弾ませ 血と骨へ群れる夢遊び 闇を遮り月光呼ぶ たてにながいものくろ しらぬわおんはずませ ちとほねへむれるゆめあそび やみをさえぎりげっこうよぶ ---- ベートーヴェンを思い浮かべて遊ぶ夜。ほとんど聞いたことないからイメージでしかない。 アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)

滅べぬ世

見護ってくれる 内に寝秘めた 神威と話し 不和のユリ凍らせ 絢ぞ消え 滅べぬ世を授けん みま…

はっくー
3年前
19

理由さえ野暮

コバルトに 青い雫を 頼んでも 空へ夏風 拾われぬ実 理由さえ野暮 予知夢招き 芽吹け こばる…

はっくー
3年前
25

舟は来る

魂の本流 焼き貫かれても 背へ笑み留めおけ 即ちそろへ(揃え) 朝を呼び込む 舟は来る たま…

はっくー
3年前
17

煙って寝る

その眼が金色を宿すなら 小町へ征く吠えた陽射しに 見ぬふり合わせ俺はもう 煙って寝るよ そ…

はっくー
3年前
16

夜空結ぶ星の声

音圧切り裂いて 降る星の声 割れ夜空結び 老馬を灯せ 夢に波立ち 山へ駆け抜く音 おんあつき…

はっくー
3年前
18

廻るゼラニウム

蒼羽の下 そよぐ身も 指へ触れて 智を盗め ツンと聞こえ 色ぼやけ 重なり廻る ゼラニウム  …

はっくー
3年前
12

瑠璃に染まる鱗

瑠璃に染まった 屋根瓦 鱗と見れば冴ゆ 地へ伏せ 名呼び吠え 無苦の門開いて 気を静めおけぬ るりにそまった やねがわら  うろことみればさゆ ちへふせ ほえなよび むくのもんあいて きをしずめおけぬ ---- マンションの階段から見えた家屋の屋根が瑠璃色の鱗のようだった。 起こしたらダメな気配が漂う大きな大きな鱗を持つ何か。 アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)