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空白が埋められるのか

2021年3月8日に上映を開始した『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』。これまでに興行収入は、86.7億円に上った。総監督である、庵野秀明が作り出した「エヴァ」という作品は、多くの人々に影響を与え、社会現象にまであるものである。

その、総仕上げとされる今作では、日本アカデミー賞を総なめにした「シン・ゴジラ」を超えた反響を呼んでいる。それは、庵野総監督としても、マイレコードとなるものになった。

しかし、今作は、まだ走り続ける。公開から3か月経ち、ラストランとしていながら、とんでもない情報が流れた。

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6月12日より、

・1 公式謹製36P冊子『EVA-EXTRA-EXTRA』概要
表紙描き下ろし:錦織敦史漫画 “EVANGELION:3.0(-120min.)”収録これまで語られることのなかった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』前日譚企画・原作・監修 庵野秀明脚本・監督 鶴巻和哉漫画 松原秀典 前田真宏
描き下ろし寄稿:浅野直之、井関修一、金世俊、田中将賀、新井浩一、錦織敦史、前田真宏、鶴巻和哉、松井祐亮(カラーデジタル部)、岩里昌則(カラーデジタル部)
・2 新バージョン『EVANGELION:3.0+1.01』上映開始!
※差し替えはあくまでカット毎の細かな修正等であり、ストーリー等の変化があるものではありません。※ドルビーシネマやIMAX、4DX/MX4D上映は公開当初からの『EVANGELION:3.0+1.0』バージョンでの上映となります。
・3 ドルビーシネマ上映開始!
6月12日(土)より、以下の全国6劇場にてドルビーシネマでの上映も決定!・T・ジョイ横浜・MOVIXさいたま・ミッドランドスクエアシネマ・MOVIX京都・梅田ブルク7・T・ジョイ博多

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公式HPより


特に、気になるのが、①の入場者プレゼントである。これまで、語られなかったところに焦点を当てた漫画となるという。ファンとしては気になった部分の真相の一端でも見ることが出来たなら、またこの作品は奥深いものとなるだろう。

これは、明らかに興行収入100億という大台を狙ったものに違いない。いままで、このようなものは、全記録全集という書籍など、本当にこの作品を好きな人にしか、分からないものが多かった。あえて、このような冊子をしかも公式謹製として配布することは、なにがなんでも大台を到達しようとしているのだろう。これが、ロボットアニメというニッチな文化の発展に繋がるかもしれない。

既に、2度観賞した私も、早速予定を急遽組まなくては。

それでは、それでは。

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