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美容専門家が口を揃えて絶賛!美肌成分「ヒト型セラミド」とは?

肌の潤いを保つ成分として知られている「セラミド」。なかでも美容情報に敏感な方々がとくに注目しているのが、「ヒト型セラミド」です。

今回は、「そもそもセラミドって何だっけ?」という基本的なところから、「セラミドとヒト型セラミドって何が違って、どういいの?」という本質までわかりやすく解説。


そもそも「セラミド」って何だっけ?

セラミドとは人間の肌が自然に生み出す脂質のひとつで、肌が潤いを保つために大きな役割を担っています。セラミドが少ない肌は乾燥しがちで刺激に弱く、セラミドが多い肌は潤っていて美しいといえます。

もう少し具体的にご説明しますね。

美しく健康的な肌は、外から受けるさまざまな刺激から守るために「バリア機能」が働いています。バリア機能が整った状態というのは、水分を含んだ角質層が「細胞間脂質」という天然の油分でしっかり密着し、その上を厚さ0.5ミクロンの薄い皮脂膜が覆っていることをいいます。


バリア機能

分かりやすくたとえると、肌を守るための外壁のうち、ブロックが角質層、ブロックをくっつけて固めるセメントが細胞間脂質です。セメントが少ないとブロックが隙間だらけで不安定になるように、細胞間脂質が不足すると角質層にも隙間が生まれます。

そうなると肌の潤いがス~っと蒸発していったり、外的刺激を受けやすくなったりします。乾燥が気になる肌やアトピー肌など、何らかの肌トラブルを抱える肌は、この細胞間脂質が足りずに角質層がバラバラの状態。つまり肌のバリア機能が整っていない状態なのです。

実はこの細胞間脂質の50%を占める主成分こそが、「セラミド」。肌を刺激から守り、潤いを保つ天然の美肌成分なのです。

セラミドは年齢を重ねると減少する!

セラミドはもともと肌で自然とつくられるものですが、残念ながら年齢とともにその生成量は少なくなってしまいます。だいたい30代から減りはじめ、50代ではピーク時の半分になってしまうのだとか。セラミドは、「若々しい印象の肌」の鍵となる成分といえます。

年齢のほかに、肌に刺激を与えるようなスキンケアや、紫外線や乾燥など肌に悪影響を与える環境によってもセラミドの生成量はダウン。

セラミドをつくる力が衰えてきた肌には、スキンケアでセラミドを与えていく必要があります。

ヒト型セラミドって何が違って、どういいの?

化粧品に使われている「セラミド」には、いくつか種類があります。

馬などの脳や髄液からつくられる「天然セラミド」、お米やトウモロコシ、大豆などからつくられる「植物性セラミド」、石油からつくられる「合成セラミド」、そして主に酵母からつくられる「ヒト型セラミド」です。

ヒト型セラミドは人の肌にあるセラミドに構造が一番近いため、角質層に浸透しやすく、保湿力も高いのが特長。これが、美容情報に敏感な方々から「セラミド入りの化粧品を選ぶなら、ヒト型セラミド!」といわれている理由なんです。

そして実はヒト型セラミドのなかにも種類があり、スキンケア化粧品によって配合されている種類が違っています。

・セラミドEOP:外部刺激を防ぐ肌のバリア機能を整えます。
・セラミドNG:人間の肌にもっとも多く含まれるセラミド。高い保湿力でバリア機能を高めます。
・セラミドNP:肌の潤いを保ち、肌をなめらかにします。
・セラミドAS:肌のバリア機能を整えます。
・セラミドAP:肌の潤いを保って肌をなめらかに。キメを整えます。

役割はほとんど同じですが、1種類より2種類、2種類より3種類…と、同じヒト型セラミドでも複数の種類を配合しているスキンケア化粧品の方が、多角的にケアできます。 そして種類だけでなく、大切なのはその配合量。化粧品の成分表記は配合量が多い順番に並んでいるので、セラミドが上の方に書かれているかどうかもチェックしてみてくださいね。


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