テレビ東京で深夜に放送していたドラマ『何かおかしい』の続編、『何かおかしい２』についてのネタバレ考慮なし、感想・考察です。

シーズン2  第11話『人探し』

今回も色んな人がたくさん出てきたけど、どいつもこいつも不穏(笑)

最終話に向けて、謎が残される感じで気になる〜

それでは、ネタバレ感想していきます。

◎リスナーのお悩み相談コーナー

・はじめしゃちょー、山之内すずちゃんのMC回。

・リスナーからのお悩みメールは
「昔、急に音信不通になった友人の名前を偶然聞いたので、本人に会いたい。会って話したいことがある」
という内容だった。

『小林俊太郎』という友人に、このメッセージが届くようにとSNSでの拡散を呼びかけるが……

果たしてどうなるか？

◎オビナマは『下世話枠』で貢献

・田島ちゃんオビナマのこと「基本、人を不幸にする番組」って言っちゃった(笑)

・サイバージャパンの会員数300万人！
すごい！
そのうちのどれくらいが、オビナマのファンなのかしらね〜

・上村は「花岡さんは劇薬ですよ。毒と薬は紙一重って言うでしょ」と言い、花岡を警戒してるのかな？

◎次は焼肉屋で花岡のロケ

・花岡は、最近開業したという、力也の『焼肉　熱血』でロケ。

力也は「みんな燃えてるか！」が決め台詞の元・高校教師のタレント。
暑苦しいキャラみたいね……

・先日、花岡と力也の動画チャンネルでコラボをしたが、そこで花岡が力也にブチ切れる出来事があったらしい。

そして、今回のこのロケは”花岡の提案”……ということで、何か仕掛けるつもりなんでしょうね。

・田島ちゃんが、芸能人気取りの花岡が気に入らないような発言をしてるけど、そこに畑野さんが反応。

「前から性格悪かったけど、酷くなってるねぇ」とポツリ。
前の『オビナマ』のことを言ってる？
それとも、それ以前があるの……？

◎早速、ナーハー砲！

・力也との禍根であった『高級肉当てクイズ』を難なく正解した花岡。

これのために、高級焼肉店で味を覚えてきたのかな……
100グラム1000円でも、絶対美味しいよね……庶民は買わない値段帯だよ🥲

・花岡は一昨日、女の子３人と食事をしていた、と自慢に聞こえるようなことを言ってたが……どうやらタレコミ相手だったらしい。

そして早速飛び出すナーハー砲。

・それは「力也が教師時代に熱血指導が行き過ぎるあまり、女生徒の髪の毛を切ってしまった」というもの。

花岡が被害者女性に取材した映像が流される。
……でも「生まれつき茶髪」言ってた割には、根本黒くない？

力也は少し戸惑い「この子じゃなかった気が……」と言いかけたが、花岡により「ドーン！」と強制的に中継は終了。
スタジオに戻された。

・花岡の”復讐ナーハー砲”は、いまいち中途半端で、リスナーの反応はよろしくないみたい。

◎『小林俊太郎さん』見つかる！

・そして、スタジオの方では「人探し」の相手が見つかった様子。

ボイスチェンジャーを使って声を特定されないようにした『小林さん』本人と通話が繋がった。

ただ、顔出しや会話の内容は取材NGということなので、喫茶店で引き合わせて、そこを遠目に撮るということで落ち着いた。
田島ちゃんが現場に向かう。

◎色んなところで不穏な空気だぞ……？

・スタジオでは、さっきの花岡のことについて喋っているが……
内山はニヤけてパソコンいじってて、上の空みたい。

花岡のことを呼び捨てだし「アイツ」呼ばわりしててトゲトゲしいな🤔
前回、顎で使われたの根に持ってる？

・上村は土屋の段取りの良さを褒める一方で、「ありのまま伝えるなんて土屋さんっぽくない」とチクリ。

上村、最初の方から土屋に何か含みがあるんだよねぇ～

◎感動の対面……ではなさそう。

・田島が現場に着き、リスナーと小林さんが喫茶店で話してる様子を遠目で撮影。
これよく見れば顔わかっちゃうよね……

しかも、この映像『ON AIR』ランプ点いてるときに流してるから色んな人に見られてるね。

・リスナーから封筒を渡された直後、イライラした様子で両手の爪を噛み始める小林さん。

全く、楽しげな再会ではなさそう😓

・二人とも席を立ち、それぞれどこかへ行ってしまいロケは終了。
田島ちゃんのキメポーズ可愛い。

しかし『顔出しNG』だってのに、めっちゃ映してたじゃん(笑)

こっちのロケのSNSの反応もイマイチですね……
遠目じゃ何があったか、全くわからんもんな。

◎急に活き活きする内山

・土屋が『小林さん』の両手の爪を噛む癖に既視感があると言ってるところへ、内山が「チョー、面白い話があるんで花岡に繋いでもらっていいですか？」と入ってくる。

・不審そうにしてる土屋を遮り、上村がGOサインを出す。
ニヤニヤした内山は、スタジオに戻ると「さっきのナーハー砲の続きがある」と仕切りだす。

何を言い出すのかと鼻で笑おうとした花岡だが、内山が「だって、あの娘たち嘘ついてますもん」と言ったため凍りついてしまう。

・映し出されたのは、さっきの『被害女性３人』が詐欺や美人局の常習犯だという注意喚起の書き込み。
キャバ嬢だったのか〜

・力也にナーハー砲をお見舞いしたいばっかりに、裏付けも取らずに『ガセネタ』に食いついてしまった花岡を指摘する内山。
上村も後ろでニンマリ。

花岡さ～ん、悔しさのあまり見せちゃいけないような凶悪な顔しとるよ〜😦

◎高校時代の話から……

・しかし、ここではじめしゃちょーが”力也の被害は高校時代の話だから、今の彼女たちの悪行とは関係ないんじゃないか？”と指摘する。

でも、調べたら彼女たちは高校時代から似たような騒ぎを起こしては示談金を受け取る悪行を働いていた、と内山は返す。

彼女たちは転校することになり、転校先の学校に前科がバレないようにと使った表向きの理由。
「あの”南東京三高”なんですよ」という内山の一言で合点がいった様子の、はじめしゃちょー。

その現場となった高校が、美人局３人組が転校前に通っていた学校らしい。
凶悪事件のあった高校が嫌になって転校……っていう体にしたのかな。

◎『罪人シックスティーン』

・『罪人シックスティーン』とは『男子生徒A』が書いた自伝本で、過去に大きな話題作になっていた模様。
このタイトル、ドラマ冒頭で見たよね……？

・そして最近、海外でこの本の映像化のために”原作使用料３千万円が『男子生徒A』に支払われた”というニュースで話題になったという……
『３千万円』という数字も見ましたね……

・内山が先程のまとめ記事で見つけたのは『男子生徒A』に殺された担任教師の名前が『小林俊太郎』というもの。
『男子生徒A』は小林先生だけは信用していて、自分が小林先生を殺してしまったことをとても悔いていたらしい。

この名前はもしかして……？

そして、土屋が昔に取材したことがある『男子生徒A』の爪を噛む癖が、今回の『小林俊太郎』さんのものと一致。

『男子生徒A』＝ラジオ出演した『小林俊太郎』の図式が出来上がる。

◎ここで冒頭のシーンを振り返り

・ごみ袋だらけで荒れた部屋。
何通もの督促状。借金かな？
金に困窮してそうな様子の男。

積んである本を見るに、弁護士になりたくて勉強してる人っぽい。

・そんな男のもとに届いた郵便物に、前の住人宛ての手紙が紛れ込んでいた。

中身を検めると、『小林俊太郎』という人物への「本の原作使用料として３千万円振り込まれた」という通知書だった。

・弁護士目指してる人間だから、過去の凶悪犯罪は勿論知ってるだろう。

さらに有名な本のタイトルも書かれてたから「前の住人＝男子生徒A」だと気づいたんですね。

この男は『男子生徒A』の”現在の偽名”を図らずも知ってしまった。

・たまたまラジオで流れていた曲の歌詞を元に「小林俊太郎という同級生に、伝えたいことがあるので探してほしい」という設定を思いつきオビナマに投稿。

そして、目論見はうまくいき『男子生徒A』をおびき出すことに成功。

・喫茶店での様子を見るに、金に困窮していた男は、莫大な金が入ったばかりの『小林俊太郎』を強請るか何かしたんでしょうね。

◎このあとどうなった？

・ドラマでは、この『リスナー』と『小林俊太郎』のその後は描かれません。
続くのかと思ったけど、予告を見るに違いますね。

なので、自分で考えてみました。

✻今回の喫茶店でのやり取りで「リスナーから小林へ、金銭の要求が行われていた」と仮定します。

・小林は”出所後に使っている偽名を第三者に知られてしまった。尚且つ、バラされたくなければ金を払えと脅された”とみられます。

・そしてこの弁護士志望のリスナー。
この人は、”金に困っているからと安易に恐喝をしてしまった”。

ここでふと気になったのは”前科持ちは弁護士になれるのか？"ということ。

・サラッとネットで調べた感じですと、脅して金を要求する『恐喝罪』は「罰金刑」が無い。
10年以下の「懲役」に処される。

そして、弁護士法7条1号によれば「禁錮以上の刑に処せられた者」は弁護士になれないそうな。
↓
「懲役」のほうが「禁錮」より重いので、『恐喝罪』はこの「禁錮以上の刑」ですね。

（※ただし、執行猶予付きの懲役、禁錮刑であれば、再犯せずに無事に執行猶予期間を経過すれば刑の言渡しが効力を失うため、前科があっても司法試験に合格すれば弁護士になれる。）

つまり、弁護士への道はほぼ絶たれた。
頑張ってもかなり遠回りになったということ。　

自分で自分の首締めちゃった訳ですね😩

・『男子生徒A』もどういう心境で、殺した担任の名前を偽名として使ってたのかは分からないけど（新たな人生を、尊敬してた恩師のようになって生きたかったのかな？）変なところから足がついちゃったね。

違う偽名なら、ただの「意味不明な再会」としてラジオで紹介され、誰にも正体を気付かれなかったろうに……

・オビナマで顔ちょこっと映って配信されてたから、『男子生徒A』の現在の名前と顔はバレてしまったことでしょう。

名前と顔が皆にバレたから、『リスナー』に金を払わない……ほうが、まだ『リスナー』にとっては良い結果になるんでしょうね。

お金を渡した時点で『恐喝罪』が成立してしまうので……

というか、このへんにも気付けないあたり弁護士には向いてなかったんだろ。
そもそも😓

・二人とも『因果応報』って感じでしたね。

最初は、中身の薄い出来事だと思って見てたけど、よくよく考えると一番ゾッとする展開でしたわ。
人間の身勝手さ、醜悪さ、愚かさが隠れてた。

本当、雨穴さんの言う通り「お金は人生を変えてしまう」んだなぁ。
そして田島ちゃんの言う通り「オビナマは人を不幸にする番組」だなぁ……　

◎収録後の雑談で……

・オビナマ収録後、内山と上村が二人きりで雑談。
花岡を出し抜いたことを笑ってる様子。

「花岡さんはプライドの塊だから、ああいうのが一番嫌いでしょうね」
ニコニコ上村。

「花岡さんは、僕のこと舐めてますからね。扱いやすいです」
うあ〜、下手に出て油断させるタイプか上村さん……😰

・田島ちゃんが美人局３人組を誘導して『ガセネタ』を作り、わざと花岡に提供させたって……ヤラセでは？
えっ、『ヤラセという名の演出』？

花岡の勢いを失墜させるために、共謀したってことでいいのかしら。
不穏〜
めっちゃ人の悪意〜

そして最後の「そろそろなんですかね」って何ですか上村さーん！

次回、最終回です……！😭