みんな違ってみんないい!

ビリヤニパーティー

日曜日は、カウンセラーの上倉妙さんと私が共同主宰している、「違いを認め合える会」Crossroadsのイベントをしました。今回の集まりは、ビリヤニパーティー。インド人のVickyさんが、ビリヤニを作って下さいました。

ビリヤニって何?と思われたのではないでしょうか?

ビリヤニは、インドの炊き込みご飯です。Vickyさんが教えて下さった、バスマティライスとスパイスを妙さんが輸入食品屋さんで調達してきて下さって、準備万端。そして、Vickyさんが心を込めて、ビリヤニを作って下さいました。

今回の参加者は、妙さんと私も含めて、13名!
「こんなにたくさんの人に料理をしたことがない」
とVickyさん。妙さんと、みきさんという方がサポートして下さって、無事に出来上がりました。

ビリヤニ、美味しい!私は初めて食べたのですが、インド料理屋さんでビリヤニを食べたことがある方も、
「Vickyさんのビリヤニの方が、絶対に美味しい!」
と大絶賛でした。みなさん、とても喜んでくださいました。Vickyさんも嬉しそうでした。

今回は、初参加の方が5名もいらっしゃいました。インドに興味があり、インド料理を食べる会をされている方や、インド映画に興味がある大学の先生など、インド好きの方も来てくださいました。

ほぼ毎回Crossroadsに参加してくださっている、フランスに40年(だったかな?)住んでおられたそのさんという方がお声がけしてくださったフランス語を勉強されている2名の方。そのさんのお友達で、こちらもほぼ毎回参加してくださるGerardさんというとても愉快なフランス人も来てくださいました。

Vickyさんのお友達のMichelさんというフランス人の方も来てくださいました。Michelさんは、横浜にインターンシップで住んだことがあるそうです。ほぼ独学で日本語を勉強されたそう。日本がペラペラだったので、びっくりしました。

さまざまな国籍、さまざまな年代、さまざまなバックグラウンドの人たちが、美味しいビリヤニ絵を食べながら、一緒に楽しい時間を過ごすことができました。

みなさん喜んで下さって、本当に良かったです。

料理を作って下さったVickyさん、料理を手伝って下さったみきさん、参加してくださった皆さんに感謝です。

そして、毎回準備をして下さり、素敵な場を提供してくださる妙さんに感謝です。


Crossroadsをやろうと思った理由

私は、いつも受付をしていて、料理はほぼ手伝っていません。でも、国際交流会館にチラシを貼りに行ったり、色々な方にお声がけをしたり、メッセージを送ったりと、けっこう大変です。

そんな大変なCrossroadsの活動をやろうと思い、やり続けているのには理由があります。私自身が「居場所」を猛烈に求めていた過去があるからです。

22歳で元夫と学生結婚した私。京都という大都会で育った、しかも同志社という華やかな環境で学生時代を過ごしていた私が嫁いだ先は、中国山地の中のお寺。元夫が僧侶だったからです。

寺から見える家は2軒だけ。そのうちの1軒は牛を飼っていて、長男が初めて覚えた言葉は「モー」という牛の啼き声でした(笑)。

元夫は優しかったし、子育ても楽しかったけれど、
「京都の友達に会いたいなあ」
「お父さんやお母さんに会いたいなあ」
といつも思っていました。

お姑さんとの関係でも、かなり苦労しました。今の歳でならもっとうまくやれたでしょうが、当時の私は20代。愚痴を吐き出せる場所が、欲しかったです。
「あなたはあなたのままでいいよ、素敵だよ」
と、誰かに言って欲しかったです。子供たちはすぐそばにいたけれど、何とも言えない孤独感を抱えていました。

その時に私が抱いていた孤独感や淋しさが、Crossroadsの活動を始めようと思った原点になっています。

そんな思いだけでなく、たくさんの人たちと交流したい、色々な国の方達と友達になりたいという思いももちろんあります。


みんな違って、みんないい!

Crossroadsの活動をを通じて、色々な国の方達と仲良くなることができました。みなさん、日本が好きで、京都が好きで…それを聞くと日本人として、京都で暮らす者として、とても嬉しいです。私たち日本人が気づかない、日本や京都の良さを教えてくださいます。ありがたいです。

外国の方だけででなく、日本人の方も色々な方が参加して下さっています。その中には、私のようにメンタルの病気を抱えていたり、ご家族がメンタルの病気を抱えていて、差別されて苦労したという方もおられました。そんな方達が、安心して自己開示できる場に、Crossroadsがなっていることがとても嬉しいです。

私も、メンタルの病気を抱えて、健常者ではなくなってしまいました。「違って」しまいました。でも違ってるからこそ見える景色があり、感じられるものがたくさんあります。私は、違っていることをとてもありがたいと思っています。

そうです。みんな違っているのです!

国も違えば、言葉も違う。同じ日本でも、北海道出身と九州出身では違うでしょう。

顔も違えば、背も違う。得意なことも苦手なことも違うし、料理の好みや音楽の好みなども違うでしょう。

違っているからこそ面白いし、学び合えるのだと思います。刺激して化学反応を起こし合え、成長し合えるのだと思います。

みんな同じって気持ち悪いですよね?

そう、金子みすゞさんが言われるように、「みんな違って、みんないい」のではないでしょうか?

違っているからと、排除したり、目を背けたりするのではなく、
「違っているからこそ面白いやん!」
と言える自分でありたいです。

「来てよかった」
「楽しかった」
「なんかホッとした」
そんな風に参加してくださった皆さんに言ってもらえるような会になるように、これからもCrossroadsの活動を頑張っていきます。応援してください。そして、京都に来られる機会があれば、ぜひCrossroadsに参加してください。

これからも妙さんと一緒に、顔晴りますよ~

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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