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好き過ぎるのもいけなかった

 もう何年か前だが健康診断で要精密検査の結果が出たんだね。なになに…大腸の内視鏡の検査をしろってことらしい。

 以前胃の精密検査で胃カメラを飲むハメになり非常にツラい検査であった為、その時はまっすぐスルーさせていただいたのだが翌年も同じく要精密検査!

 マジか!と思いつつその年もスルー。他に何の症状もなかったし、翌年も引っかかるようなら検査しに行くか、と。

 そしてその翌年…3度目の要精密検査!ムキーッ!こりゃアカン!行って来ようと思っていた矢先に我が家で立て続けの葬式!チャンスを逃し、もう春になっていたのでその年の健康診断も近づいていた。

 大腸内のポリープが良性悪性問わず出血してるんじゃねぇか?ってことのようだ。でも他に何の自覚症状もないし、血液検査でもおかしなところはない。他に何か理由があるはず…。

 仕事の御客様で様々な手術を経てきている年配男性にその話をしてみると「腸内の出血なんか刺激物でも起こるわさぁ」と軽く言う。

 まさか…俺辛いモノ好きなんですよ。

 パスタやら何やらで結構唐辛子は使っておったので、その頃我が家で激辛赤唐辛子を栽培しており、いっぱいあるもんだから喜んで毎日1~2本くらいは摂取していた。

 年配男性も「それだよ、それ!胃は丈夫でなんでもないけど腸内がやられて出血してるんじゃないか?」と。

 よし、それなら毎日の唐辛子を止めてみよう、それでも検査でひっかかるというなら精密検査を受けようじゃねぇか!

 そして3ヵ月ほどして健康診断へ。後日郵送されてきた結果を見ると、なんと引っかかっていない。そしてその後も現在まで良好である。
 
 これには俺も驚いた。そんなモンなんだねぇ。まぁ種が手についただけでもあれだけの刺激があるのだから、毎日大量摂取しちゃいかんわなぁ。

 激辛赤唐辛子のおかげで危うく腸内洗浄されたうえケツからチューブ突っ込まれてしまうとこでしたよ。辛党の方は御注意くだされ。

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