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スッタモンダヴォーズ

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宇宙ライフ第五部。道ラブ(第二部)の続編です。スケベイダー卿となったタオの助。毛ナイマスター(光術家)となったマスター・サンことオジ=サン・毛ノービ。壮大なるスッタモンダヴォーズ… もっと読む
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記事一覧

スッタモンダヴォーズ あなたなら希望【プロローグ】

『人のせいにしておけば自分は救われるとでも思っているのかね』 「ハ!」 『写し世にありながら、他人のせい、事象のせい、はたまた親ガチャなどという造語を生み出し、出生のせいにする・・。それであなたは本当に救われるのだろうか?』 「・・」 『あなたは過去を生き続けている』 「え?」 『思考とは過去の記憶なのだから。同時に思考も記憶も知識も同じものだ。それらはあなたではない。そうであるのにそれらと同一化してしまっていることが問題であり、思考との同一化が不安や恐れ・・つま

スッタモンダヴォーズ 定刻のマツジュン

「こ、殺される💦パワハラ上司に殺される・・。仕事しか勝たん!」 遅刻。たしかにルール上はイケてない行為。このマツジュンなる若者もまたルールに縛られた生活を送っていた。 惑星ムチュウ。 ここでは、フォーカスしたものが現実の顔を見せる。”これは本当の自分なのかい?”とでも語りかけるかのように。それはヴォーズの中心力により自動で起きていることすら知らされぬまま。 「ああ、ダメだ・・。始業時間に間に合わねぇ💦」 フォーン(有人ドローンの音) シコ隊員6969番「ん?あれは

スッタモンダヴォーズ デイライト置換

常に今ここ。 はるか彼方の天の川銀河系で。 オネーサンを連行することはできなかったものの、マツジュンの観念を解放したスケベイダー卿。シコ軍団の地上部隊により、あっさりとオジ=サンの居場所は発見され、じつに25年ぶりに二人は顔を合わすこととなった。 『やっと会えたな、オジ=サン!』 〈・・葉っぱのような蝶だったの。あなたも自然とひとつだよって言ってるみたいに〉 『!?』 〈貴方の奥様、小力子さんの言葉です。貴方が離れてしまい、黒パンティーも穿かなくなりました〉 『・

スッタモンダヴォーズ アンコール毛脱

他人のフリ見て我がフリなおせ なぜか。 あなたに起こる災いや苦しみが起きなくなる。ウソだと思うなら、観念を手放してみるといい。やがてストレスなど幻の如く消えていくだろう。思いは重い。また考えなくとも必要な思考はやってくる。それはやってくる。もうお気づきであろう。自分が考えていない思考がやってきていることに。それは流れている。流している。流れるまま、自動だ。 「考えないこと」があなたを真の至福へ導くのに、あなたは「考え続ける」。もちろん活動的なあなたであるから、いつまでも

スッタモンダヴォーズ 無用の口撃

常に今ここ。 はるか彼方の天の川銀河系で。 パンスト・オーダーの最高指導者タオノ=スケベイダー。毛ナイ・オーダーの生き残りオジ=サン・毛ノービ。無我の境地、愛そのものに至り25年の歳月を経て再会した二人は、この完璧さという流れのまま、現象を観ていた。 真理に戻った者。 ある者にはそれはおそろしく映り、またある者は共鳴し、観念や自我を手放し解き放たれる。変化の世界において真理に戻らぬ以上は、完全完璧や永遠には気づけない。時間や空間という概念はなく、”今ここ”にすべてが存在

スッタモンダヴォーズ 自我の福讐

なぜ現世なのか? なぜ全ては花子の内側なのか? 花子はそれさえも忘れてしまったのか。 あなたの内側を映し出すから現世であり写し世なのだよ。そうでありながら映されたものは映されたのだからすでに過去だ。ゆえに我々は過去を生きていると云うのだ。 理解るトキには理解るだろう。その理解るトキとはいつだって”今ここ”である。あなたが自分だとしていた存在しない自我という心の観念を落としたトキだ。 その心の穢れを落とすと本当の愛が現れる。 『驚いた。ここまで思考と同一化しているとは・

スッタモンダヴォーズ 超重要アースデイ

「できない・・思考から離れる瞑想なんて私にはできないわ」 『花子はすぐできないという』 「・・ハ!無意識に”できない”と決めつけていた!?」 『おまえは何者なのだ?』 「な、何者って・・私は私」 『その自我を外してもらう。なぜなら、すでに調和されていた世界だったと気づくからだ。すでにすべては愛されていたと。すべてはソレでしかなかったと。完全なる至福。その中心から溢れるものによって。ソレと同じものが身体や身体の外側にも広がっている』 「鏡(心)の穢れを落とせというこ

スッタモンダヴォーズ 迷子の世代

思考は完全に束縛されている。ゆえにいくらその観念を塗り替えても全く自由にはなれない。また、束縛されているその思考は本当のあなたではない。 何でもないものか、神の子か、それを選ぶときもまだあなたは束縛されている。神の子を選んだとき、あなたは本当の自由を手にするだろう。 と、言葉で現しても「何のこっちゃ💦」です。スケベイダーも最初は、神や真理や愛なんてものに全く興味なくサラリと流し読み。ですが知的理解し、体験から体感に。体感となるともう否定できません。体感から意識の変容へ。光

スッタモンダヴォーズ 歌広場の夜明け

『鏡の世の理解はもういい。外側と照らし合わせて観るだけだ。肝心なのは内観し、花子の内側にある観念を手放していかねばならない。もちろん手放さず、塗り替えながら掴んだままでもよいぞ。花子にはすべてを手放してもらうが』 「外側、内側・・」 『そうだ。ここで外側と内側を福習しておこう』 「そうよ!その意味がよくわかんない!!」 『モーホー。よくきくがいい。本当のあなたから観た視点でいう外側は”思考、身体、心(についた穢れ)、感情、外の事象すべて”。内側は”聖心、仙骨、臍奥、蝶

スッタモンダヴォーズ 天の川にゆられて

「あ、面白い思考がやってきた!」 『何と?』 「スケベイダーは昔、女子の前で自転車走行中に調子んノってサドル上に立とうとするも体勢を崩し落下、キ〇タマを強打した事がある💥😂」 『な💦なぜ私の前世を知っている?』 「てへっ♡意識が拡がって、実在とつながりやすくなったからかもね!」 『ほお。ならば自動で起きていることを理解したか。オジ=サン、そろそろどうだ?』 〈よろしいんじゃないですか。本来、我々はどこまでも自由な光の存在です。カード集めは自動で決まっている。スケベ

スッタモンダヴォーズ あなたに手を敲くあなた

常に今ここ。 はるか彼方の天の川銀河系で。 父であるタオノ=スケベイダーとその旧友オジ=サン・毛ノービと戯れてるうち、気づけば理解の深まっていた花子。しかし、夫の三郎と別居していたことがスケベイダーにバレてしまい、さらには二男であるボビーの就職準備やマイナポイントの申請等で、花子のハートにあった意識はまた思考に戻っていた。 それもまた愛ゆえに・・。 「はぁ。まさかお父さんに、夫の三郎と別居してることがバレてたなんて・・」 〈花子さん。あまり考えてると、知らぬ間に闇落ち

スッタモンダヴォーズ 過去から顕れる光

『やっと描ける。長いようで短き得道。それもまた今ここに』 〈思考ですか〉 『そうだ。思考が思考に云っただけだ』 〈それにしてもスケベイダー卿。花子さん、かなりの頑固者ですね💦〉 『頑固者は自分が大好きだ。それもまた愛だろう。真の目覚めとは、常識を疑わぬ者にとっては過激でもあるが、理解が深まれば一気に至福へジャンプアップも可能だ。それに、己を知った光は照らし続けるしかない』 〈反対側の視点の妙。まさに羊たちのチンも…あ、沈黙ですね。そうだ!挿絵はどうでしょう。言葉より

スッタモンダヴォーズ ワン・ソロストーリー

「私の観ている世界が変わったような・・?」 『私の世界か・・。まだ思考と同一化が起きているな』 〈変化は完全にはなれません。闇は光を知ろうとせずと等しく。知識を持ったまま神は実現しない。宇宙の理です〉 「え?私はニセモノってこと!?」 『安心するがいい。本当の花子は常に輝き続ける実在だ。ここで重要なのは、神は分離も意味づけもしない、ということだ。思考でいくら私は創造主だの自由だの宇宙だのといっても意味がない、ということだ。これは私が云うからそうではなく、法則である』

スッタモンダヴォーズ いまここ小力子

常に今ここ。 はるか彼方の天の川銀河系で。 花子は思い出していた。25年前、タオの助がカード集めを理由に他の惑星に旅立った日のことを。 💥💥💥 「信じらんない!孫もまだ小さいのに家族全員置いて出てくなんてっ!💢ちょっと!お母さんも何か言ってよ」 〔あなた、お父さんのこと、何も理解ってないのね〕 「?」 〔いつだったかお父さんにこう言われたわ。”己の中心を信じることすらせず、過去の思考ばかり見ている者は己の本当の顔すら観れない”って・・。自我じゃない真我ってね、花子