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応援の大切さ

久しぶりにプロ野球観戦に行きました。
ロッテファンなんですが、ビジター応援席でピョンピョン跳ねたのも久しぶりでした。
ひと昔前だと渡辺投手とか小坂選手、里崎選手とか渋くて好きでした。
最近だと井口選手とか清田選手、角中選手かな。

バレンタイン監督のもとマリンガン打線で繋ぐスタイルでアジアチャンピオンになった2005年。史上最大の下剋上を果たした2010年。スーパースターはいないかもしれないけどチーム一丸で戦うスタイルが魅力的なチーム。

それはファンも同じで、応援で一丸になれる魅力があります。特に千葉マリンの時の雰囲気は最高です。
(ロッテの応援の凄さはYouTubeなどでご覧いただきたいです)


今回は、とにかく多くのことを感じてきました。
結果は負けてしまいましたが「やっぱり応援って素晴らしい」と思ったので、感じたことを文字に起こしています。


9回表、藤原選手への応援

ソフトバンクに逆転さてロッテは負けてしまったのですが(ソフトバンクやっぱり強かったなぁ)4点差の最終回、藤原選手への応援が印象的でした。

だいたい応援団の方が音頭とって、みんながそれに合わせて乗るという感じなんですが、とにかく「燃えろ、燃えろ、藤原!」の繰り返し。

それにはストーリーがあります。

1点差で追いかけていた7回の守備時。
柳田選手の打球をダイビングキャッチで取り切れず追加点、次の近藤選手を申告敬遠。中村選手で勝負という場面。フライを追いかけるもグラブを弾くという出来事がありました。
ここで一気に4点差に。ゲームが決定づけられた場面でした。

球際の弱さと言えば、それまでなんですが…試合を左右する場面でのガッツ溢れるプレーは素晴らしかった。だけど少し及ばなかっただけ。

レフトスタンドは悔しい想いでいっぱい。
それ以上に、藤原選手はもっと悔しかったのではないでしょうか。


それがあっての9回表の打席。

「みなさんも思ってることは同じでしょう」
「ここは最後、声を枯らしてでも応援しましょう」
という応援団の声かけ。

「燃えろ、燃えろ、藤原っ」

「もっともっと燃えてもらいましょう」

「燃えろ、燃えろ、藤原っっ」

「まだまだ燃えることできますよねっ」

「燃えろっ、燃えろっ、藤原っっっ」


ずっと続く「燃えろ、燃えろ、藤原」コール。
レフトスタンドの一体感、とにかく凄かったです。

結果が残念でしたが、絶対に次につながると思えたし、藤原選手がさらに強い選手になっていくんじゃないかなって思えるような出来事でした。


選手の想いに寄り添う

選手の気持ちを感じようとする応援団の気持ち。
画一的な応援や応援歌だけではなく、その時最大パフォーマンスを発揮させるような声かけ。
これが「本当の応援」のひとつの姿だと思いました。

実際、選手の声は聞いてないし、想いは違うかもしれない。
それでも寄り添いまくり、声をかけていく。

すごく当たり前なんだけど、その当たり前が成長をサポートしたり、失敗を価値あるものに変えるんだろうなって思います。

良い応援は、良いプレーヤーを生む。
応援にも「うまい」がある。


私自身の反省

こんなこと書いてますが…
私自身、寄り添えていないというミスをします。

私は応援する立場にいます。
そうであるにも関わらず、悲しい想いをさせてしまう。悔しい想いをさせてしまう。こういう場面は失くしていかないといけません。
相手の立場になって考え行動するという仕事をしていながら、未だにそれがやり切れてない。それは私がまだ未熟であることを証明しています。

ただ、それでも常に自分を見つめ直していき続け、応援していきます。
大声出して、思い切り応援したことで再確認できました。


こんなこともありました

この日、ソフトバンクホークスはトピックス満載。

柳田選手の1,500本安打達成、石川投手のノーヒットノーラン達成によるセレモニー。
先発した東浜投手は久しぶりの勝利。
バッテリーを組んだ嶺井捕手は高校、大学の同級生。
さらには、その嶺井捕手の本拠地初ホームラン。

どの選手も、重ね重ね言うのはファンへの感謝の気持ち。
それと芳しくないチーム状況による謝罪の言葉。
けどやっぱり、ともに戦ってくれるファンへの熱い感謝の気持ち。

ファンも嬉しくなるだろうし、選手もまた頑張ろうって思える時間。
球場はすごく良い雰囲気でした。(敵だったけど良かった…)


応援の大切さ

私自身、試合でかけてもらった「あの一言」で勝利を掴んだ経験があります。それがなければ間違いなく負けていました。

ちょっとしたことかもしれませんが、命中することで凄いパワーを生み出す。それが応援だと思います。

「頑張って」
「応援してる」
「いつも見てる」

どれも素晴らしい応援です。
きれいな言葉を並べようって話ではありません。
いつ・どこで・誰が・どのように…これらが届けたい人にとって心地良いものであれば、よりパワーが生まれるでしょう。

より大きなパワーを引き出すためには、その人をよく見て感じること。
これが全てです。
それが本当の寄り添う姿であり、届く応援につながると思います。

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