Yoshio Hagihara

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うぐいすの羽休めする図

    • うぐいす【鶯】鳥名

       鳥名「うぐいす」について考察する。 此の鳥を中国漢字でどう邦人が書写記載してきたのか、これを精確にみさだめてみることになる。此の鳥の鳴き声を聞きなして記すと、「ホーホケキョケキョケキョホーホケキョ」となろうか。実際のところ、どう聞きなすのかを文献資料に基づきながら調査しておくと、近いところでは、夏目漱石『草枕』に、   ほーう、ほけきょうと忘れかけた鶯が、いつ勢を盛り返してか、時ならぬ高音を不意に張った。〈略〉ほーう、ほけきょ─う。ほ──、ほけっ─きょうーと、つづけ樣に囀(

      • うぐいす【鶯】

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          あまのがは【天河】

          2022/06/15 更新 あまのがは【天河】 萩原義雄識  源順編『倭名類聚抄』を註解した江戸時代の狩谷棭齋『倭名類聚抄箋註』卷一景宿類「織女」に記載の標記語「天河」について、詳細にして適格にまとめてみた。  先ず、『倭名類聚抄』における当該語を詳述しておく。  ⑴十巻本『和名類聚抄』〔九三四(承平四)年頃〕卷一、天地部第一景宿類 天河(アマノカハ) 兼名菀云――(天河)一名天漢[今案又一名漢河 又一名銀河也 和名阿万乃加波]天河 彝名菀云天河一名天漢[今案又一名漢河

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          ことばの溜池─情報言語学研究室Gocm─

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