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読書『殺人よ こんにちは』

初期の赤川次郎作品は新しいミステリーとしての要素が盛りだくさん。秀逸だ。

この本は中1の時に出会った。
サガンのパクリ?と思って読み進めると、なるほど色んな意味でこの本にあった題名だった。

主人公の歳が近かったこともあり一気に読んだ記憶がある。

ミステリーに初めて触れて感動した。
未知の世界だった。
(いや江戸川乱歩もミステリーなのかもしれないけど…私にとっては少し意味合いが違う。)
私にとってのミステリーの始まりは赤川次郎で良かったと思っている。
今は、昔の重厚感が抜けより読みやすくなっているみたい。たまには読もうかな?ブレインフォグの状態でも読めるだろうか?

私は嫌な現実を忘れるために読書に没頭する。
中学生までは図書館、高校生になると自分で買う様になった。ミステリーから時代劇の物、民俗学の本、漫画もと、部屋は本に塗れ『人生で一冊も本を読み切ったことがない』と豪語する母親との対立を深めることになったが収集はやめなかった。

少ないバイト代で買えるのは、神保町の古書店と近くにできたBOOKOFFくらい。
何度も足を運んだ大切な場所、思い出の場所。

最近はもっぱら楽天のkoboで電子書籍を買う。
Amazonの電子書籍は、パートナーのKindle Unlimitedを貸してもらう。
紙で欲しい本はAmazon。

本屋さんに行けなくなった。
これが最初(具合悪くなってきたのが28歳、それに慣れた頃31〜32歳かな?)ものすごくストレスで、寂しかった。
また新しい紙の本で感動を得たい!
できたら文庫で重厚感のある内容がいい。
文庫でというのは、握力がなくて、本が重くて持てないからなのです。

でもねこれはダメ。例えば、京極夏彦の文庫本。
最後まで綺麗に新品状態に保って読める人いる??無理でしょ!レンガ本だもの。
内容は大好きだけど。厨二病チックで作者ノリノリで。

赤川次郎は手に取りやすい一般的なサイズで内容も悪くない、、たまに飽きるけど。
筆の早い人なので、追いかけていくのが大変なほど本が出る。これは嬉しい。

久しぶりに赤川次郎を追いかけてみようかと思った、深夜3時。

初心に戻ろう。

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