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On the border〜知らない世界に会いに行く〜ハマカワフミエ篇(前編)


作中に登場する職業の方に実際に会いに行き、お仕事の実態をお伺いする「On the border~知らない世界に会いに行く〜」、今回は特別編!

作中で、カフェ・プリエンティ店主、苗山みどりを演じるハマカワフミエ。ですが、実はハマカワ、飲食業でのアルバイト経験がものすごく豊富。カフェもファミレスも個人経営の料理屋さんも、ホールもキッチンも経験ずみ。なんなら発注やシフト管理まで任されるマネージャー業務さえやったことがあります。なので、正直、「知らない世界に会いに行く」のコンセプトにマッチしない・・・。
さて、自分のぶんのインタビュー、どうしよう、と考えていたある日、突然思いつきました。

「西の苗山さんに、会いたい」。

西の苗山さんとは、未開の議場オンライン、九州沖縄版で同じ苗山みどり役を務めていた、北九州在住、宮村耳々さんのことです。
同じ役を遠く離れた街で演じた宮村さんに、私はどこかシンパシーを感じていました。九州沖縄版の苗山さんは方言で話していましたし、違うところはもちろんずいぶんたくさんあったのですが、それでもなんだか近しいものを感じていたのです。
加えて、私は九州に足を踏み入れたことがありません。今年の3月、東京芸術劇場で「北九州の記憶」という作品が上演されていて、その作品には宮村さんはじめ九州沖縄版の方が多く参加していたこともあり、観劇したのですが、誰かのふるさとの話を見聞きするのって素敵だな、いつか行ってみたいな、と思っていたこともあわせて思い出しました。よし、西の苗山さんと、「誰かのふるさと」に、私は会いにいこう。そう決めました。
宮村さんに連絡をすると、ありがたいことにご快諾いただけまして、私ハマカワ、稽古の合間を縫って北九州へ一路、飛んで参りました。

そんなわけで、ハマカワフミエによる北九州取材記録です。
どうぞ、お楽しみください!





東京から北九州へのアクセス方法はいくつかありますが、私は空路で福岡空港へ降り立ち、そこから電車で小倉駅を目指すルートを選びました。

福岡空港、初めて降りましたが、あんなに住宅街の中にストンと降りていくと思わなかったです!びっくりした・・・。高速道路にぶつかっちゃうんじゃないかと思うくらいでした。余談ですが、椎名林檎さんが中学生の頃から大好きな私。「正しい街」という曲の歌詞に出てくる空港、きっとここだ、福岡空港だ、「あの日飛び出したこの街」に今降りたんだわ・・・という感慨に耽りながらの到着となりました。林檎さんのファンにはこの気持ち、解ってもらえるはず。
博多駅へ出たあと、特急に乗って宮村さんとの待ち合わせ地点を目指します。博多駅は巨大ターミナル駅でしたが、発車してすぐ右手に山が見えました。都会の背中に小高い山々がずっと隣り合っている感じです。3駅ほどすぎると田園風景が広がり、福岡市の表情のバリエーション豊富さに驚き。

宮村さんとは、小倉駅より少し手前の、折尾駅で待ち合わせました。事前に宮村さんから「東京に行った時、立川駅に降りることがあったのですがめちゃくちゃ大きくした折尾だなと思いました」とのコメントをいただいていたのですが、なるほど逆に言うと小規模にした立川。おっしゃることの意味がよくわかりました。折尾駅を起点に幾つかの路線が伸び、乗り換えの主要地であると同時に駅舎の外には小規模小売店や飲食店、チェーン店、大きな国道、複合エキナカ施設。確かにこの要素は立川です。
宮村さん、実はこの場で、初めましてとなりました。わぁー、苗山さんだ・・・!と心の中のミーハー部分がはしゃぎます。私も苗山さんをやるというのに。ちなみに、免許を持っていないハマカワ、宮村さんの車でこのあと全てご案内していただいてしまいました。本当にありがとうございました。

折尾、という町は、宮村さんの地元だそうです。エキナカ施設は私が訪れた一週間後にフルオープン、というタイミングでした。これだけ規模感のしっかりした駅なのに、今から?という疑問に宮村さん、答えてくれました。

宮村さん 折尾って、昔から住宅街へのハブ的な立ち位置で、北九州市内の駅の中でもトップクラスに利用者の多い駅なんですよ。ずっと、上位5つくらいには入ってると思うんです。なんですけど、もともとこの辺りは開発をしたくても、地上げが難しい土地でして。すごく細かい区画に分かれて地権者が土地を持っちゃっていて、道を通したくても通せない、っていう状況がずっと続いてたんですね。それが近年になってやっと目処がついて、今こうして開発してる、という感じなんです。
ハマカワ あの、車は、ないとやっぱり不便ですか?大きい駅だし割とこの辺りなら困らないのでは、という感じ、するんですが・・・
宮村さん やー、ないと結構厳しいですね。国道3号線につながるメインストリートがすぐ横を走ってるんで、道走っちゃったほうが早い、とかっていうのはあります。
 なるほど・・車優位ではあるんですね。

そうして最初に向かったのは、「北九州の記憶」の作中に登場した、「若戸大橋」です。作品の中でとても象徴的に、工業都市・北九州のシンボルとして描かれていたのが印象的で、ぜひ実際に見たいとお願いして、連れて行ってもらいました。

宮村さん 若戸大橋の名前は、「若松」と「戸畑」という二つの地区を結んでいることに由来してます。竣工された当時は「東洋一の橋」の異名をとるほどだったらしいですね。製鉄の街の象徴です。
 戸畑、って、「記憶」に出てきましたよね?なんか各地区の人が集まる会議みたいなシーンで「戸畑は黙ってろよ!」って雑にされちゃう。
宮村さん ですです笑
 なんでそんな感じのヒエラルキーに・・・?
宮村さん 北九州市って、もともと別々の5つの市が合体してできた市なんですよ。で、戸畑に関しては、製鉄所の人のベッドタウン的な感じになって、住民税で結構潤ってて。正直合併に乗らなくてもいけてた、って感じなんですね。
 ちょいセレブ地区、みたいなことですね。でもそれならカースト下位的なことにはならないのでは・・・?
宮村さん 戸畑は面積がすーごく小さいんですよ。あと、八幡の鉄、みたいな突出した産業がなくて。それでちょっと、いい加減に扱われちゃう、っていう感じですかねー。
 なるほど・・・なんか、「翔んで埼玉」の「与野は黙ってろよ!」と同じ構図ですね、多分。
宮村さん あ、与野?与野ってそういう感じなんですか?
 私、埼玉は住んだことないんですけど、多分同じ感じだと思います笑

若戸大橋、確かにすごく、目立つ!赤いカラーリングが海沿いのブルーによく映えます。橋を渡る最中は、コンテナ港を左手に見ながら、海をゆき、やってくる船や高々と空へ伸びるクレーンの数々に、ここが工業都市であることをひしひしと実感する時間でした。

宮村さん 北九州はやっぱり鉄の街なんですね。官営八幡製鉄所、ってもう国しょってます、っていうプライドがありますし、長崎の原爆はそもそも小倉が狙われてた、っていう話もあるくらいですし。
 市の中心地は八幡ではなく小倉なんですよね?
宮村さん です。でもその辺、八幡と小倉で競ってたという歴史もあって。新幹線を通すときに、八幡に持ってくるべきだろ鉄の街なんだから、っていう勢と、小倉が栄えてるでしょうが、っていうのとで割れて。結果小倉に新幹線が停まることになって、八幡がそれで素通りの街になったんじゃないか、と、これは私の見解なんですけどね、そういう流れは、あったとは思います、専門家とかじゃないので全然、個人的な見解なんですけど。

このあと、我々は北九州市立美術館を目指しました。
建築家・磯崎新の設計で有名なこの美術館。北九州市街地がほぼ一望できる、見晴らしのいい高台にありました。すごくいいロケーション。美術館内のカフェテリアはちょうど街を見下ろせるように設計されていて、我々は北九州の街を眺めながら、美味しいパスタをいただきました。

 本当にいいロケーションですね。海の方まで全部見える・・・
宮村さん 山の上なんで見晴らしは本当にいいですよね。でもこの山、イノシシ出ます。
 イノシシ!?
宮村さん 軽自動車くらいの大きさのイノシシ出ますよ。
 巨大じゃないですか!
宮村さん 巨大です。なんで、夜とかはちょっと気をつけないといけないです。
 ここ、すぐふもと、住宅街ですよね!?
宮村さん ですです。
 ふもとが、枝光でしたっけ。
宮村さん ですね。アイアンシアターのある街です。
 アイアンシアターって、北九州ではかなり有名な小劇場なんですよね。
宮村さん そうですね。北九州芸術劇場っていう大きなホールクラスの劇場があって、その次、って感じです。アイアンでやるってなったら、ギャラリー公演とかではなくなったんだね!っていう。
 キャパってどのくらいでしたっけ。
宮村さん 1ステあたり、すごく詰めて頑張れば100席取れるかも・・・ってくらいですかね。1公演あたりでは300〜400くらいの動員な規模感です。
 東京の小劇場でも、そのくらいの規模感をきっちり毎回埋め切るっていうのは一つ壁としてあるかもしれません。
宮村さん 今、未開九州版で紫門さんやってた有門さんがちょうどアイアンで小屋入りしてるんですよ。
 え、じゃあぜひ差し入れしたいです、お水とか!
宮村さん そしたらスーパー行きましょう。爆安のところありますんで!

そうして連れて行っていただいた先が、北九州に展開するチェーンのスーパー、トライアル。地方、スーパー、というキーワードで脳内を町屋要さん(演・安藤理樹)がよぎります。
爆安、と伺ってはいましたが本当に爆安。550mlのお水が1ダース、600円ちょっと・・・。近年の物価高を思うと、この価格設定はぶっ壊れているというしかないのではないでしょうか・・・。しかもそれでいて採水地は九州が誇る名水の地・阿蘇。そしてびっくりしたのがカートです。カートの側面にバーコードの読み取り画面が付属していて、レジに持って行く前に打ち込みを終えて金額がわかるようになっていました!東京にも似たものはあるのかもしれませんが、私は初めて見た仕組み。スーパーマチヤさんももしかしたら、こんなすごい企業努力をしているのかもしれません。
お水にサービスカウンターで熨斗紙をつけていただき、一路アイアンシアターへ。タイミング悪く有門さんにはお会いできませんでしたが、宮村さんの顔聞きで、劇場内を見せていただくことができました!

初めましてのアイアンシアター。実は我々、地方公演として、このアイアンシアターでの北九州公演を考えていました。なんとこのアイアンシアターは、商店街の真ん中に位置する小劇場なのです!劇場の周囲をぐるり見渡しても、鍼灸院、歯医者さん、ラーメン屋さん、うどん屋さんなど、この中に劇場が居させてもらえるんだ・・・!という驚きを隠せない立地。九州・沖縄版でプロデューサーを務めた鄭慶一さんがかつて支配人を務めていた劇場でもあり、「未開の議場」を上演するにあたってこれ以上ないマッチ度の劇場と言えます。予算などの都合で頓挫してしまいましたが、やりたかったなぁ・・・。
劇場のサイズ感は、宮村さんがおっしゃった通り、80席程度。東京の小劇場でいうと、サンモールスタジオや王子小劇場が近いかな、と思いました。サイズ感までうってつけ。本当に、やりたかったなぁ、と思いつつ、いつかのその日を夢見て、アイアンシアターを後にしました。

 アイアンシアターのスタッフさん、「未開」のことご存知でいらっしゃいましたね!
宮村さん アイアンのスタッフさんはやっぱり感度高いんだと思います。有門さんみたいな方が出演されてらしたんで余計に認知度は上がったんじゃないかと。
 有門さんは北九州の演劇界の顔役、みたいな感じだっておっしゃってましたものね。
宮村さん そうですね。あと出演されてた方だと、ガラパ(万能グローブガラパゴスダイナモス)の椎木さんが福岡の顔って感じで、そういう意味では当時「未開」の注目度はかなり高かったと思います。
 北九州のスタッフさんって、北九州芸術劇場とアイアンシアターがやっぱり主戦場になるんでしょうか。
宮村さん そうですね。劇場公演ってなるとほぼその二択になるんです。で、北九州芸術劇場だと、劇場自体は市の持ち物ってことになるんですよ。民間の方の代表格が、アイアンで。スタッフさんはその2つの劇場をずっと行き来されて、熟知しまくっている状態です。北九州の演劇界にはなくてはならない存在、みたいな熟練のすごいスタッフさんが、何人もいらっしゃいます。

ここでハマカワのチェックインのため、小倉駅近辺へ移動です。
先のお話に出てきた北九州芸術劇場の前を通りかかった時には、飛ぶ劇場代表、泊篤志さんと宮村さんがばったり!「道歩いててばったり会ったのなんて初めてですよ」という宮村さん。記念に一枚。泊さんは、九州在住の作家さんとして初めて劇作家協会新人戯曲賞を受賞され、岸田國士戯曲賞の最終候補にノミネートされたこともある劇作家さん。現在は北九州芸術劇場のローカルディレクターとしての活動もしていらっしゃるそうです。


左・宮村さん。右・泊さん。

チェックインを済ませて、宮村さんは車をパーキングへ入庫。そして今回、私の唯一の個人的趣味によるリクエスト、松本清張記念館へ!

代表作は「日本の黒い霧」「ゼロの焦点」「砂の器」など。推理小説からノンフィクションまで多種多様な著作を持つ、昭和・平成に跨る大作家、松本清張。出生地が北九州ということで、小倉城のすぐそばにこの記念館は建てられています。内部は撮影不可なのですが、入ってすぐに、全著作の表紙を並べた圧巻のギャラリーが!!上は2階建て一軒家くらいの高さまで、横幅は5mほどでしょうか。海外翻訳版も並び、42歳で本格的に創作を始めたという清張の凄まじい仕事量をその表紙たちが物語っていました。「本」そのものも大好きなハマカワ、うっとりと、ぼうぜんと、しばらくの間並ぶ表紙たちをずうっと眺めておりました。あまりにも良い眺め。清張が暮らした家の実物大再現ジオラマや、映像化作品のスポット紹介コーナーなど、見ごたえたっぷりでした。映画「砂の器」の音楽は本当に名曲。宮村さん、わがまま聞いてくださって本当にありがとうございました!!

小倉城の周囲をぶらり歩きながら(余談ですが、小倉城で定期的に行われているイベントショーに、九州版で湯田さんを演じた飯野智子さんが出演されているとのこと!フライヤーで弾ける笑顔を確認しました)、宮村さんとハマカワは小倉駅周辺へ。とうとう、北九州グルメの時間です!が、私のスタンス的に、「地元の人といるときは、無理に土地の名物にありつこうとせず、その人のおすすめや好きなものを一緒に食べる」という心の鉄則があります。というわけで、宮村さんにすべてお任せ。「ここおいしかったです」とお連れいただいて入ったのは、串焼きのお店でした。

宮村さん ハマカワさん、生もの食べれますか?
 生ものですか、大丈夫ですよ!
宮村さん 九州はですね、最初は豚バラでスタートすることが多いんじゃないかと基本的に思ってまして。なので豚バラ串は頼みたいと思うんですが、あと、地鶏のたたきをいこうかなと。
 地鶏のたたき!いいですねー!
宮村さん 九州民、地鶏のたたきにすごく免疫があるので、お腹丈夫なんですが、不安だったらやめても大丈夫です。
 いえ、いただきますよ!免疫あるんですね土地の方は。
宮村さん あると思います!私、基本的に家では、生ものを食います。
 「生ものを食います」!!!笑 
宮村さん 好きなんです、生ものが。
 宮村さんて、そういうイメージなかったです、意外です。
宮村さん いや、もう!こんな感じです!すみませーん!豚バラと、地鶏のたたきと、とこ漬け。お願いします。
 お名前、芸名ですよね。どうやって決められました?
宮村さん 最初は本名で出てたんです。でも、あの、これちょっと長くなるんですが。
 ぜんぜん。
宮村さん あの、私、演劇活動を親にあんまりいい顔されてなくてですね。中1で演劇に出会って、高1で劇団に入ったんですが、親は「そのうちやめるでしょう」と思ってたみたいなんですね。でも意外とやめない。それで、親の方も拒否反応が強くなってしまって。おじ夫婦が母を宥めてくれたりとかありまして。
 ああ、一緒です。大反対されました。今もですが。
宮村さん それで、せめて表に出る時の名前を変えようかな、と思ったんです。その時相談した客演先の主宰さんが、候補をいくつか考えてくださって。その中から選んだのが今の芸名の「耳々」です。
 なるほど・・・。確か、冬野未明、ってお名前もありませんでした?
宮村さん はい、そっちは筆名、というか。農事センターっていう企画を自分でやることがあるんですが、その時とかに使ってる名前ですね。好きなことを好きなようにやる時の名前です。「未明」は小川未明からとったんですが。
 小川未明!「赤いろうそくと人魚」の!私も大好きですよ!
宮村さん えー!ほんとですか!
 小川未明童話集、新潮のやつ持ってます。「野ばら」って作品がすごく好きなんです。
宮村さん え、読んでみよ。
 ちなみになんですが、私何かで宮村さんのインタビュー映像見たんですね。その時「生まれた場所で咲いて、枯れたい」っておっしゃってたのがすごく印象的で。
宮村さん あ、それご覧になったんですか。
 その言葉が本当に、すごく印象に残っていて。多分、その気になれば大阪とか東京とかもっと大きい街でも大活躍できると思うんですよ。北九州にずっと拠点を置いていらっしゃる理由は何かあるんですか?
宮村さん なんていうか、もちろん上京しようかなとか全く考えなかったわけじゃないんですよ。でも、結局のところ、私すごく、こう、欲が薄くて。
 欲、ですか。
宮村さん 物欲にしてもなんでも、なんですが、世間で「イイ」って言われてるものを手に入れようみたいな、上昇志向?そういうのが本当になくてですね。東京みたいな大きなところでやるとなったら、すごく競争しながらじゃないと多分やっていかれないじゃないですか。そこまでして、地元を離れてでも上を目指してやりたい、とは思えなかった、ってことになるんだと思います。あ、豚バラきました。どうぞどうぞ。
 なるほど・・・。私、地元が横浜なんですが、横浜って地方都市ではあるんですけど、東京が近いので。すぐに出られるので、地元を離れることとこれからの活動を天秤にかけて、っていう感覚で考えたことがなかったかもしれません。
宮村さん 北九州、なんだかんだ東京はやっぱりちょっと、遠いんで。
 あの、すみません、・・・豚バラ串、めっちゃ美味しいですね!!
宮村さん あ、美味しいですか!よかった!!
 ジューシーで、旨みすごいです。塩とわさび、ちょびっとつけたらもっと旨み。美味しい!!
宮村さん ここ、今月末で閉店だそうです。
 え!!じゃあもう、私、二度と来れないじゃないですか・・・味わおう・・・
宮村さん あの、私はまだまだシラフです、ですので、もう一杯飲んでいいでしょうか。
 もちろんもちろん!私さえしっかりしておけば配信はどうとでも。お酒、飲まれるんですね?
宮村さん 飲みますね。好きです。
 配信がなければ私もじゃぶじゃぶ飲むんですが。一応、ホスト側なので、きっちり正気を保っておかないと笑
宮村さん すみません、自分だけしっかり飲んで笑
 全然です!

なんてお話を重ねつつ、「ここだけの話」もいっぱいしました。宮村さんとハマカワ、えっ!と思うような共通点がたくさん。「そこも被るんですか」「えっ、もう気持ち悪い!」なんてケラケラとお話ししながら、九州の美味しい鶏や豚、お野菜に舌鼓を打つひとときになりました。惜しむらくは、もうこのお店に会えない、ということ。忘れません!ごちそうさまでした。

そしてこのあと、我々が毎週木曜に配信している「未公開の議場」にご出演いただくべく、これもまた宮村さんが事前に手配してくださった、J R西小倉駅から徒歩5分ほどのバー、「エンゲル」さんへ移動。
こちらの「エンゲル」さん、イベント公演や生配信などにも対応されていらっしゃるそうで、Wi-Fiも充電もお貸しいただき、本当に親切にご対応していただきました!その節は、本当にありがとうございました。
宮村さんゲスト出演の「未公開の議場」は、こちら。↓↓


この配信の最中、現地には、九州沖縄版でプロデューサーを務めた鄭慶一さんも降臨!旧交を温める時間にもなりました。鄭くん、ありがとう。

電車で帰る宮村さんを鄭くんと見送り、夜の小倉を歩いてホテルまで送っていただきました(土地勘が無いから)。宮村さん、本当に本当にありがとうございました。西の苗山さんに会えて本当に嬉しかった。いつかまた北九州に行きます。その時は今度こそ、じゃぶじゃぶにお酒を飲みましょう。鄭くんも、夜遅くまでお付き合いありがとうございました。

後編へ続く。
お楽しみにどうぞ!

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