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ノンストップ 開幕篇

新栄CLUB ROCK'N'ROLL
•The Shiawase
•藤山拓bund
•VANQULLWAR'S
•雰囲気bund

18:35
ライブ会場につく。
昼とまた違う空気感がある。

1組以外はどこかしらで見てますねぇ、、
ライトに浮かぶROCK'N'ROLL
フライヤーはってあった。楽しそう


扉を開けるとゴウさんと鉢合わせ。
ゴウさんは雰囲気バンドのボーカル&ギター。
四日市でバーを経営もしている。
イベンターとしてライブ主催することもある。

私に気付くと
「やぁどうも!」
とにこやかに声をかけてくださった
「きました!今日楽しみです!」
「ありがと!期待してな~!」
入れ違いで、ゴウさんは表へ。
私は入口で持っていた携帯を置き
財布を取り出し支払いをする。

入口は壁を挟み2重になっており
支払いをした小窓のある狭い空間は
防音の緩衝スペースのようだった。
黄色や赤といった原色のペンキで塗られた
机、柱、壁に、ステッカーなどが
ざっくばらんに貼られている。

ドリンクチケットをもらい扉を開ける。

中はバーカウンターのエリアと
ステージエリアになっている。
カウンター頭上ボードのメニューを見る。

ちょっと考えて、コーヒー焼酎のお湯割り。

「少しお時間いただきます」
「かまいませんよ」

店内を見まわす。
暗めの照明、ステージエリアは
一段低くなっており、テーブル代わりの
ドラム缶が3つある。

壁面には白い大樹の絵。キラキラして見える。

オーディエンスの数はまだ少ないが…
馴染みの顔が、ちらほらいる。
エガちゃん、Nさん。
演者さんと話しているようだ。

今回お声がけできなかったが
ワッペリンのフウジンさんもいらしていた。
いつ見てもめちゃくちゃカッコいい。

酒が来る。

店内の雰囲気を撮っておきたいな。
おや?ポケットにスマホがない。
荷物を探す。ない。
何また?やっちゃった?
うーん、いつ手を離れた?
店の前で写真撮って…あぁ。受付か。
入口扉を開けると小さなテーブルにスマホ。

無事回収。
自戒。マジで気を付けてほしい


赤を基調にした内装をステージの照明が彩る

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

コーヒー焼酎は人肌の温湯。
柔らかい口当たりと香ばしい風味がある。
美味しいな。熱々でないのが、またいい。

ほろ酔いの自覚はあった。
もうすでにビールも1杯飲んでいたし
昼から手製のハイボールもやってる。

今日帰れるかな…なんて考えながら
壁にもたれ、揺蕩っていると
お目当ての人が登場する。

 

藤山拓
girl2演奏直後

藤山拓さん。今年は数々の場面で遭遇した。
通年のライブ行脚のきっかけとなった
菅野&金谷「結婚しましたツアー」に
彼も対バンでソロ参加。四日市で演奏した。

これは、心のブレーキを壊すのに十分だった。
その後は、京都にも、鑪ら場にも行けた。

今年一年のライブ漬けの日々は
彼らのおかげだ。感謝してもしきれない。

去年も同じように思いある贈り物をした。
ブツは同じだが喜んでもらえるだろうか。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「はぐぱぱさん!」
人懐こい笑顔はいつも変わらない。

「今日はバンドセットですね、楽しみです」
「やー、気合入れてやります!」

贈り物が…と、黒い紙袋を差し出す
中の円筒を見ると察したようだ。

「これは…来年の?」
「そう。ちょっと過ぎましたが
 お誕生日おめでとうございます!
 今年の色々を込めての贈り物です」

彼はドラえもんに造詣が深い。
好きとかいうレベル以上のものを感じている。

そんな彼に、日々ドラえもんと共にあるよう
カレンダーを贈る。


話をしていたらお湯割りは、すぐに空いた。
お酒はもう強いのを、ちびちびいこう。
スコッチのロックを頼む。

コップがガラスからプラ製の
簡素なものに変わってしまい少し凹む。
しっかりステアしたグラスで
できたら飲みたかったなぁ…
などと高望みしてみる。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ベースの音がして開演が近いのを知る。
ステージ最前の下手に移動する。

最初のグループはThe Shiawase
彼らのステージは去年見ている。

今池得三、原田茶飯事レコ発での対バン。
いささかアレなMCが記憶にある。
さて、どのように変わっているだろう。

 

The Shiawase

「旧型自由人」
「ポテトサラダ」ほか

ボーカルの仲井さんのアフロは、
以前見た時とは比にならないくらい
モジャモジャになっていた。
成長している。まるでライオンだ。

いやそうじゃない。それもあるけど。
アフロだけではなく、演奏も成長している。
特に自分の見せ方がとても良くなっていた。
巧みさが成長しているような感じ。
バンドメンバーも若干変わったのか。
エンタテイメント性が向上しているとか
場慣れしたといった、そんな印象。

全体、音楽性や求めたいイメージが明確に
そしてストレートに届いてくる。

直接伝えたらいい気にしてしまいそう。
少し悔しいので、そっとここに残しておこう。

「自分たちが一番楽しむ」そんな熱が
全体に染み渡るステージをした。 


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

驚いたことに、この後すぐに
藤山拓バンドである。

舞台転換の間は、酒をちびちびやろう…

あれ??

ふと隣を見ると、知った顔の女性がいる。
相手は私が誰だかわからない様子。

うーん、最近多いな。

 

説明

 

今年の3月、四日市で会っています…
以前も何度かお話を…髪型変わってるので…
と、いつものパターン。イチから解説する。

「声聞いたら、なんとなく思い出してきた」
「そいつぁ良かったです…!」 

彼女はチャンエリさん。
歌も踊りも、こよなく愛していることが
近くにいると、如実に伝わってくる。
四日市のライブではフロアーで素足になり
音楽に身を任せる姿がとても美しくて
印象に残っている。

少し談笑する。


さて、お酒のお代わりをしよう。
次は缶ビールにしようかn…

 

!!!??

振り向いた私の目に映る
予想だにしなかった男女ペア。

何故、ここにいるの?

いやこれは夢だ。

そうだ。そうに違いない。



つづく


 


 


 


 


 


 


 





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