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【#4】実は知られていない!?臨床心理士のデスクワーク

はぐくみです。お読みいただきありがとうございます。
今日は朝、子ども達を送り、家事や仕事はそっちのけでスタバにきました笑。ちょっとした朝活。いつも子どもを寝かしつけてから書いていたので、寝るのも遅くなるし。今日はいつもと違う時間の使い方☕️。

今日は臨床心理士の仕事について、あまり表立って語られないことについて書こうと思います。
(きっと、この仕事に関わらず、どの働き方をしている人にも同じことが言えるのかなぁと思いますが)

私がやってきた臨床心理士のお仕事


私は長いこと総合病院の臨床心理士として勤めてきました。
採用が技師としてなので、薬剤科や放射線科など、医師や看護師とはまた違うところで活躍する専門職の人たちと同じ部署でした。
それは、精神科所属ではない、ということなので、どの診療科でも要請があれば対応します。(まぁ多くが精神科からの依頼なのですが)

仕事内容は、私の場合、多くが
・心理検査(児童から高齢者まで)
・心理療法(カウンセリング)


単科の精神科病院と違うのが
・精神科リエゾンチーム
 として、多職種とチームになって一般病棟の患者のサポートを行うこと
・もの忘れ外来や脳ドックの認知機能検査

などなどやっていました。
同じく総合病院の心理士だったとしても、仕事内容はさまざまですよね。

それ以外に、心理検査の分析・解釈、報告書をまとめたり、面接記録などなど、デスクワークの時間もかなり必要です。
患者に関われば関わるほど、記録作成などデスクでの作業が増えていく。
↑↑↑
ここなんです!ここ!
実はデスクワークの時間をかなり確保しないと、心理士の仕事が回らないということを、あまり知られていないのかなと。

デスクワークに必要な時間


デスクワークで多くを占めるのが、実施した心理検査の結果を分析し解釈して、レポートを作ること。これ、何日もかかります。その人の人となりを浮かび上がらせるには、長年の研鑽と熟達が必要でしょう。そのくらい難しいものなのです。
これを空き時間で締め切りまでにやる、これが病院で勤めている心理士の一番しんどいところではないかと、私の経験上思います。

忙しい心理士は、ほとんどが患者と会う予約でいっぱい、いったいいつやるんだ・・・心理検査の結果が医師や患者に報告されるまでにかなりの時間を要するのは、この時間をうまく確保することが難しいからだと思います。

心理士のスケジュールが空いていれば勝手に予約を入れられる、そんな経験をした心理士さんもいらっしゃるでしょう。

タイムマネジメントの大切さ


病院で心理士として勤めている限り、心理検査の報告書作成に追われる人生なのかな・・・と思います。
今もパートで単科の精神科病院に勤務していますが、勤務時間が短いからこそ、今もこの報告書書きに奮闘する日々です。

やはり重要なのがタイムマネジメントです。就業時間内でデスクワークをうまく組み込むには、患者の予約をぎゅうぎゅうに入れすぎないことを自分なりに工夫するしかないですよね。それは職場の人たちにもうまく理解してもらうことが大切でしょう。日々の職場の人たちとのコミュニケーションを続けていると、こちらの言い分も伝えやすくなります。

たくさん自分の時間の使い方に関わる情報や書籍は出ているので、自分で自分の時間を利用できるような仕組みづくりが必要なのだろうと思います。

それでも想定外は起こる・・・


子どもがいない頃は、残業しながらなんとか間に合わせてきたことも、これが育休明け復帰したあとからは、通用しない通用しない・・・
自分のタイムマネジメントの甘さを痛感し、患者やスタッフにご迷惑をかけるばかり・・・
子どもは容赦無く熱を出します。とにかく出勤できないのです。
コロナの時代になってからは、当院では家族に熱があると出勤禁止とかなり厳しかったのです。
予定していた心理検査や心理療法の予約は、心理士の都合でキャンセルしなければならない、
予定していたデスクワークの時間は確保できない、締め切りが迫っている・・・
なんてことが当たり前に。
次の回で書こうと思っているのですが、
臨床心理士には代わりがいないのです。
自分が担当している患者のカウンセリングをその日だけ他の人に代わってもらうことはできない、
自分でとった心理検査を他の人に代わりに報告書を書いてもらうことはできない、
自分がやったカウンセリングの記録を他の人に書いてもらうわけにはいかない、
これは、心理士の仕事に限らないですけどね。自分ばかりがしんどいとも思っていませんが。

単なる愚痴になってしまった感もありますが・・・


 なんだかうまく仕事が回せない自分のいたらなさについて綴ってしまったような苦笑。
 でも、心理士のワーママのしんどさをちょっとでもわかってもらえたらということで書いてみました。

 どなたかの目に留まっていただけたら幸いです。

次回は、代わりがいない心理士について書きたいと思います。
スキやフォロー、ありがとうございます😆。



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