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児童養護施設でのボランティア活動の紹介

東京都内には、虐待などにより、生まれた家庭で暮らせなくなった約3,500人の子どもたちが児童養護施設などで生活しています。
施設では、職員数や時間の制約などの理由で特に休日のケア体制が手薄となっています。
そこでNPO法人はぐくみでは、東京都内にある児童養護施設(最寄り駅:西武池袋線清瀬駅)において、毎週あるいは隔週の週末、子どもたちに学習や遊びなどの機会を提供するボランティア活動を行っています。

活動の内容について

活動の内容は、学習や「室内遊び」としての粘土細工のみならず、屋外での軽い運動・スポーツ、花壇・菜園づくりなど、小学生を中心とした子どもとともに楽しいひとときを過ごします。1時間から1時間30分程度の活動ですが、グループで生活している子どもにとって、人と1対1で向き合える貴重な時間となっています。
ともに楽しみながらいろいろなことに取り組み、子どもたちが充実感を得たり、興味や関心のある事に気づいたりできるよう、心掛けています。

しいたけの「胞子紋採り」に挑戦
粘土でつくったハロウィーン・ケーキ

また、短い時間でも、しっかりと見守られながら楽しい
ひとときを積み上げていくことが、子どもたちにとってとても大切なことと考えます。

子どもたちは、算数ドリルや漢字練習の時間はできる限り短めにして、早く屋外に出たくてなりません。
菜園づくりでは、最初はミミズを見つけて「ギャー!」と叫んでいた子も『ミミズがいるのは良い土だから』などと、平気でつかめるようになりました。土の中から掘り出して、大きくなっていく様子を確かめたり、まだ小さな野菜をかじってみたりしているうちに、子どもたちも少しずつ頼もしくなっていきます。

早く収穫したい!と子どもたちも楽しみにしてくれました
ついに、子どもたちと一緒に収穫しました!

今後はお出かけサポートも検討

さらに今後は子どもと施設からの希望に応えて、近くの公園や水族館・動物園などへお出かけする機会を作っていくことを検討しています。