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ひとり〜〜

以前のエントリー書いたが、自分は幼い頃、私は母がコミュニケーション能力に障害があるのではと疑うほど人と接するのが苦手だった。友達と遊ぶより日曜日はひとり部屋にこもって遊んだり、壁にボール投げをしている方が多かったと記憶している。しかし、小学校の転校をきっかけに友達も増え、大勢で遊ぶことが多くなった。仕事をするようになってからは、営業や編集という職種上、初対面の人とやりとりする必要が多くなり、上手にコミュニケーションできているかはわからないが、子供の頃の話をすると「信じがたい」といわれるくらい、人からは社交的に今では見えているらしい。

鏡面のように水面に映る雲を見るようにひとり活動は己を映すのか。

さて、40代の頃に会社の草野球チームに復帰し、先輩の送別会をきっかけに、チームに属する3人のチームメイトとBizarre4というチームを作った。活動といっても主に飲み会が中心だったが、勝手にレコーディングをしたり、ミュージック・ビデオを撮ったりして、いい大人が子供のようにはしゃいで盛り上がっていた。

※下は当時作ったミュージック・ビデオで玉置浩二「メロディー」を題材にしたもの。

メンバー4人とは明け方まで飲んだり、真冬の松本で合宿をしたりしていたが、ある時「ひとり飲み」について話題になったことがある。子供の頃、ひとり遊びを好んだ私だが、ひとりでお店に行ってお酒を飲んだことがなかった。他の3人は全員よく「ひとり飲み」をしていると聞き、自分が少数派なのかと感じるくらい普通のことなのかと驚いた。「ひとり旅」という言葉は昔からあったが、最近は「ひとりカラオケ」「ひとり焼肉」「ソロキャンプ」など、ひとりでなにかをすることがトレンドになっている。3人に触発されたわけではないが、当時試しに「ひとり飲み」を何度かやってみたけれど、なんだか自分と向き合って煮詰まってしまった。「ひとり旅」は仕事ではあるけれど、プライベートではない。還暦を迎えたいま、今更ながら「ひとり~~」をいろいろやってみようかと思う今日この頃である。

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