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大学の頃からの友人と1年振りに会った。1年なんていう時間はあっという間に過ぎてしまうことをここ数年でより感じる。年を取ったということなのかもしれない。いや、ぼーっと生きていてすべてが通りすぎていっているからなのかもしれない。

高円寺の千吉良屋で一杯飲みながら近状を話した。友人は数年後にお店をはじめる為に必要な資格を取ることなどを理由に来月からバイトを始めるらしい。その友人と知り合ってもう15年以上経つけど、数年先を見越して行動するような姿勢がはじめてで驚きと感動でいっぱいになっていたら「今まで俺のことをどう見てたんだよ」と笑いながら怒られたりした。心の底からその友人の今後を応援したくなった。

その話を聞いてその友人の姿勢が羨ましい気持ちと、正直悔しい気持ちにもなった。そういった目標や夢みたいなものを心の片隅に、はたまた生活の中心に据えて生きてきたことがないから。騙しだましなんとかここまでやってきた感じはある。逆に言ってしまえば、目標や夢なんてなくともそれなりに生きていける、ということもここ最近わかったことでもある。
ここ数年ぼくにはなんにもないな、と軽めの絶望を感じて惨めに思うことがよくある。あとここ1年くらいでそんな話を聞く機会が多い、知り合いや友人と会う機会が少ないのに、どういった周期なのかはわからないが、そういう周期なのかもしれない。
そのあともう一杯飲みに行こうか、と同じ高円寺のはらいそに行って日付が変わるくらいまで飲んだ。

ご飯を食べて、お酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、好きな服を着て、じぶんのことをわかってくれる人が近くにいたらそれだけで充分幸せだなとも思う。

左からはらいその店主さん、大岩の店主さん、私

高円寺のライブハウスのとあるイベントに毎年大岩の店主さんが出演されているそうで、2019年にはらいその店主さんとぼくを誘ってくれて一曲参加したイベント後の集合写真。当時instagramにupしたもので久しぶりにこの写真をみたとき、はらいその店主さんいまと比べて若いなーと思って、この写真を店主さんに見せながら「変わりましたねー」と言ったら、「いやお前の方が変わったやろ」と言われた。隣に座っていたカップルに集合写真をみてもらったら「え、この右の人が(あなたですか)?」と言われた。「いまの方がいいですね」と言われたのだが、どうだろう。

近影(2024年2月23日(祝金)フォルクス新橋店にて)

ちゃんと中年然としてど真ん中をいっている気がする。とは言いつつ痩せなければなと強く思う。ちょっとした暴飲暴食をして2〜3kg太っても、運動やらなんやらをせずとも普通の生活をしていたら1週間くらいで元に戻っていたけど、最近はなかなか元に戻ってくれない。もう勘弁してほしい。

楽しく幸せに暮らしていきたい。

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