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君にだけわかる言葉

あと少しで8月が終わる。ぼくらは大人になったから、机の上にやり残した宿題は存在しない。ただ宿題よりももっと大きな何かが机ではなく、頭の中や胸の奥などに片付けられないまま散らかっている。それは目に見えて存在しないものなので、お母さんから怒られることもない。
今月はそれがずっと頭のなかでぐるぐるとまわっていてしんどかった。

2020年夏頃に保護して約3年間履いてきたお気に入りのstan smithなのだが、今年6月頃に右足内側の革とソールの結合部分の一部(約3cmくらい)がやぶれて穴があいていることに気がついた。わかりにくい画像になってしまったが、足を通すと穴があいてることがよくわかる感じになる。まあ、内側だからそこまで目立たないけど。
穴のあいたスニーカーを履くのもみすぼらしいのでもったいないけど捨てることを決めて、adidasの新しいスニーカーを買おうとネットで調べたり店舗に行ってみてみたりしたのだが、ちょっと立ち止まって考え直した。よく見てみるとソールもぜんぜん擦り減っていないし、3年以上履いているスニーカーなので愛着もある。やっぱりここで捨てるのはもったいないと思い改めて、先週の金曜日に新宿駅のミスターミニットへ持って行き、今日引き取りに行ってきた。

靴の中から革?をあてて接着してもらう形の修理だった。ホームセンターや東急ハンズに行って買い出しをしてじぶんで直すことも一瞬よぎったが、ぼくはとても不器用だしここはプロにお任せすることに決めた。手先が器用な人であればじぶんで直せるレベルかもしれない。
修理費用税込¥3,300。新しいスニーカーを買うよりも遥かに安く済んだし、何よりひとつの物を大切に使っていこうとポストマンオックスフォードを購入したときに思ったことだったので、修理に出す選択をしてよかった。これからも大切に履いていこう。

土曜日の朝、朝御飯を食べて洗濯物を干して、再びベッドに戻ってゴロゴロしていたときに、高円寺の古着屋さんのinstagramの新入荷情報を見ていたらこれが飛び込んできた。13:00オープンのお店でたぶん一番乗りだった。
試着をさせてもらったらジャストサイズだった。ぼくがあともう少しほっそりしていたらゆったり着られるのだが…。なにはともあれ保護した。もう少し涼しくなったらたくさん着る予定。

阿波踊り開催前の騒がしい高円寺をすり抜けて総武線に乗り込み、三軒茶屋に向かった。
下北沢に好きな古着屋さんがあるんだけど、今月そのお店のスタッフだった人が独立をしてお店をオープンしたとのことで足を運んでみることにした。

数着気になるものがあって試着をしたなかでこれがいちばんよかったので保護。90年代のbanana republicのリネンシャツ。サイズが少し大きい気がしたが、リネンシャツだしゆったり着るのも悪くないな、と思い保護に至った。
三軒茶屋にきたのが4年振りくらいだった。がっつり思い入れのある街というわけではないのだが、ところどころ、ふしぶし、思い浮かぶ人や景色がある。買い物を終えてまだ15:30くらいだったのだが、買い物をして気分もよかったので一杯飲みに行くことにした。

レモンサワーの元祖としても有名なもつ焼きばん。

いい気分になったあと高円寺に戻って、最近知り合った友人がヘルプで働いているとのことで一杯だけ飲んできた。元気そうでよかった。ぼくはまだ行ったことがないのだが、下北沢の古着屋さんで働いているので、近々お店の方に足を運んでみたい。あとまたゆっくり飲めたらいいなと思う。

そのあと、阿波踊り初日が終わったばかりの人だらけの高円寺の街をすり抜けてちょろりや金魚に寄ってきた。常連さんと野球談義ができて楽しかった。

買い物をして飲んで食べてしかしていない休日が終わる。この瞬間がずっと続いてほしい。何を甘ったれたことを言っているのだ、と言われてしまいそうだが、できることならばずっと甘ったれたまま過ごしていたい。

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