今回は番外編として2021年11月6日から30日まで公演しているBATMAN NINJA THE SHOW「ニンジャバットマン ザ・ショー」を観てきたのでその話をしたいと思います。
キッカケは大人気女子プロレスラー安納サオリさんがキャットウーマン役ということで、単純に見たいなって思ったことでした。アタシは最近はプロレスばっかり見ていましたし演劇を観るってのも10年近く遠ざかっていましたので楽しみではありました。実際に観てみて凄い衝撃と表現方法が進化していることにカルチャーショックを受けました。今は本当に知恵と技術が融合すると何でも出来てしまうんじゃないかとさえ思えたんです。

ただの演劇ではない、エンターテインメントの詰まったパフォーマンスショー

DCコミックス「バットマン」の 日本制作アニメーション映画「ニンジャバットマン」の舞台が 2021年11月30日（火）までTheater Mixa（シアターミクサ）で絶賛上演中！

プロジェクションマッピングを背景に繰り広げられるアクション、 アニメから飛び出たように忠実に再現されたビジュアル！
原作映画を忠実に再現しながらも、 ライヴならではのシーンが目の前で繰り広げられる！
70分間を疾走する大迫力アクションエンターテイメントショー！（オフィシャルHPより）

アタシが過去に観た舞台は大きな舞台ではステージごとに回転し場面を変えたり暗転中に小道具を入れ替えるなどの場面転換を行っていました。しかしこのニンジャバットマン ザ・ショーでは舞台上にプロジェクションマッピングを直接投影しいろんな場面を演出するんですね。この演出方法は今では普通なのかもしれませんがアタシは初めての経験で、これができれば必要最小限の小道具と投影できる何かがあれば舞台演出が無限にできる可能性を感じました。これって凄い進化だと思うんですよね。もちろん映像を作る技術は必要だしそこは簡単では無いのでしょうけど驚かされた演出でアタシは感動してしまいました。

素晴らしい演出方法、しかしその裏では･･･

この素晴らしい演出は観ていると一見簡単そうに思えるのですが実は全てが計算され小さなミスが舞台を壊しかねないという緊張感のある演出なんだと後から気付きました。
この舞台上には動きを表現する為に移動できるパネルに映像を投影するのですが、その投影される位置は場面場面で変わるうえにスピードと正確性が必要となります。そのパネルの移動は演者が代わる代わる行い、その動きが次の場面にもつながるのでミスが許されないというシビアなものとなります。またこのパネルに投影される映像の重要性と演者さんが隠れる演出上の役割もあるために位置も重要なので見ている側には気づかせない計算された動きをしていました。このパネルの動きや受け渡しを覚えて尚且つ自分の演技を同時にするのですから、演者さんの練習とチームワークが必要不可欠なのです。

魅力的なキャラクターたち

作品はDCコミックを代表するキャラクターであるバットマンとその仲間たちと宿敵ジョーカーとハーレー・クインが戦国時代の日本にタイムスリップするというお話で、そのキャラクターを舞台で見事に表現されています。この作品は2018年にアニメ映画として公開されたものが原作です。バットマンが日本刀を振り回しジョーカーが暴れまわる世界観は素晴らしかったです。妖艶なキャットウーマン、小悪魔的なハーレー・クインの共演もキュートで見応えたっぷり。そこに忍者同士のアクロバットな戦い、さらにダンスや音楽が融合されていきます。
アタシは安納サオリさんを目当てに観劇しましたのでキャットウーマンに魅了されました。安納サオリさんは女子プロレスラーでもありますのでプロレス的な動きも入っていてファンには嬉しい場面もありました。プロレスラーとしての安納サオリさんも役者としての安納サオリさんも見れるのでファンには必見だと思います。

70分に凝縮されたストーリー

70分に全てが詰まったニンジャバットマン ザ・ショー。原作を知っていても知らなくても楽しめるアクション満載のエンターテインメント作品となっています。スピード感のあるアクション、音楽を融合させた演出で観客を飽きさせません。台詞が殆ど無いので難しい事は考えず世界観にどっぷり浸かりニンジャバットマン ザ・ショーを体感して欲しいです。

最後にキャットウーマン!!

では最後にアタシのお目当てだった安納サオリさんが演じるキャットウーマンの写真でお別れです。とにかく可愛く、そしてプロレスの動きを取り入れたアクションも頑張っていたキャットウーマンです。

今回は番外編としてBATMAN NINJA THE SHOW「ニンジャバットマン ザ・ショー」を取り上げてみました。原作も知らず、あまり舞台やショーを観る機会がないアタシですが何も考えず観て楽しかったです。舞台を観れる期間は決まっていますが映像でも観れると思いますし機会があればご覧になってみて下さい。


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