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母のことはじめ・・・ははこと

私が小3の時から育った家。
アメリカンスタイルの家でリビングもキッチンも広い間取り。
遠い昔。ここを保育園のように、子ども達が集まる場所にしたいと思った。

父が他界して廃墟となった家。
持ち主の弟と話し合う。
売ることも簡単にできるけど、何かのお役に立てないか?
十数年前に思ったことを思い出す。

保育園は敷居が高いのでシェアハウスを考える。
コロナによって、仕事を失う人が増えていくんじゃないかな?
特にシングルマザーはより生きにくい社会になるんじゃないかな?
自分が経済的自立がいつまでもできなくて、苦労していたから。
子育て、自分磨き、仕事などの両立の手助けをできるんじゃないかな?

そんな発想で立ち上げた、シングルマザー応援の「ははこと」
この名付け親はこのアイデアに賛同してくれた、とある保育園の園長である。

資金はないけど、まずは実行と2020年12月22日お弁当配布から始めた。
オーガニックカフェ監修のオーガニック弁当を50食。
市内の子ども食堂を開催している2ヶ所にご挨拶に行って協力を仰ぐ。
チャイルドケアさんとコガスクールさん。
この日はたまたま、風の時代の幕開け。
兎にも角にも、動き出したことに意味があったのかもしれない。

2021年1月16日
手作りの豚汁とおにぎりを用意して、内覧会&相談会を行う。
シングルマザーが2人来てくれた。
市内の方が電話くださり、お米、生活用品、献金などが集まる。
いつも応援してくれるKさんが様々な人に声をかけたお陰で、議員さんやとある企業の会長さんも来てくださった。
何がなんでも、形にしようとモチベーションが高まる。

2021年2月21日
手作りのミネストローネとパンを用意した。
ご近所さんも集まって、いろいろと語り合えた。
でも、このあたりで入居者を受け入れるには、修繕やクリーニングなどが必要だと真剣に考えることになる。(正直、今頃かよー)
木工職人の弟がやってくれるはずの修繕が進んでいない。
少し、気持ちが落ち込む。

2021年3月21日 一日中大雨
パン教室の方に焼き立てパンを依頼して、豆乳チャウダーを用意した。
そして、コガスクールさんから食料品を寄付していただき、お米、缶詰などを無料提供する告知を出していた。けど、問い合わせもなかった。
この日は、内輪の作戦会議となった。

結果。動きが鈍かった。。。
月に一度のイベントだけで、何もやっていなかった。
心が前に向かずにのんびりモードすぎたのだと思った。

この反省の僅か数日後に、台風が起こったかのように助っ人現る。

ー つづく ー

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