世界一
世界一
人生は楽しい。 人生は素晴らしい。 時間はどんどん流れる。
貴重な日々をどう過ごしたいのだろう。
ホノルルに到着後、はじめの三カ月は無我夢中。 4カ月目に入り、軌道修正中。
多種多様な選択肢から、日々の予定を決めるという事は、「自分が何者であるか。」という、「問いかけと同じだ。」と、気がついた。
米国に、合計40年以上生活したという事実が、私という人間を形成した。
日本で生まれ、20代の後半まで、日本で過ごした事も、私の性格に多大な影響を与えている事実は、否定出来ない。
東海岸出身の、いわゆる米国の知識人と長年生活を共にしたわけだから、夫の影響も一杯受けている。
これも、紛れも無い事実だ。
義父はスコットランド系、義母はフランス系のアメリカ人で、夫の両親は二人とも高校の教師だった。
娘が生まれ、夫の協力を得て、母親として子育てに夢中になり貴重な経験をしながら、楽しい時間が流れた。
日本で家族で過ごした四年間も貴重だった。 神田外語学院で講師として働き、子育ても続けた。
ジョージア州に進出する、日本企業の社内通訳兼事務職員として、毎日13時間も働き、 くたくたに疲れて帰っても、文句を言う事も無く協力的だった夫殿。
夫が、ワシントンD.C.で、新聞社の仕事を見つけ、わたしはジョージアでの仕事を諦め、家族揃って、最終的にワシントンD.C.の郊外に住居を定めた。
まるで夢のように、見る間に時は流れ、気がつけば、ホノルルでのんびりした老後を味わっている。
インターネットの発達のお陰で、英語でなされた講演会を、数多く聴く機会にも恵まれ、大いに勉強になった。
しかも、私に沢山の影響を与えた。
生涯教育が、当たり前になった時代のど真ん中で、生きている私は世界一の幸せ者だ。
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