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Academic Writing③イントロダクション【エジンバラ 大学留学:後期】

今回のAcademic Writingは、イントロダクションの書き方です。

この授業めちゃくちゃためになるので、毎回楽しみです。

ただ、本当はここで学んだことを毎日ライティングを行なって行かないといけないんですが、なかなかできず。夜に回すとやらないので、朝イチでやるとかにしないとダメですね。

さて、今回のレクチャーの構成です。

構成(目的)

(1) ショートアカデミックエッセイのイントロダクションに入れる主な要素を理解する
(2) 修了論文でのイントロダクションに入れる主な要素を理解する:一般的な紹介、正当化、論文で主張すること
(3)イントロダクションで上記の”一般的な紹介、正当化、論文で主張すること”に何を入れるか
(4)イントロダクションよく使うフレーズ


(1) ショートアカデミックエッセイのイントロダクションに入れる主な要素を理解する

まず2つの要素が必要となります。

①一般的なオリエンティーション(方向づけ)

  - この論文で着目するテーマの一般論
     - 背景の情報(事実や定義) の提供
     -  近年の発見や研究の参照(有名な人の引用等)


②自分の主張するポイントへの注力

  - 目的、主要なアイディア
  - 構成の記載( Firstly, Secondly,,,,)※短い場合は、不要。


(2) 修了論文でのイントロダクションに入れる主な要素を理解する:一般的な紹介、正当化、論文で主張する

ショートエッセイとの違い
-イントロダクションは、ショートエッセイより充実したものにする必要がある。 
-学位論文で重要な特徴の一つは、過去研究をきちんと調査し、さらに自分自身の研究の結果を発表することが求められている。 
-そのため、導入部では、以下の様な内容をイントロダクションに記載し、自分の論文が価値のあるものと読み手にアピールする必要があります。

以下はとても重要かなと思いました。

※第一段階、第二段階〜と記載していいますが、例文と見ると、これらのようそがごっちゃになっていることがわかります。授業でも、全ての要素が組み込まれないこともあると説明していました。そのため、これらはあくまでもイントロダクションを書く上での切り口という理解をしています。

第一段階 オリエンテーション(方向づけ)

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1a - トピックの一般論(特にトピックの重要性について)
1b - 背景情報
1c -先行研究への言及

実際の例

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例題

この例題を見ると、どの部分が上記の部分に該当するかうまく理解できると思います。(この書き方が実際書くときにとても参考になるとこと)

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第二段階: 正当化

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2a - GAP(まだ研究されていない部分の言及):例ここが研究されていない。
2b - 疑問点・問題点の投げかけ:こんな問題点がある。
  →問題の箇所は、否定後の信号後が来ることも多い。
 2c - トピックの更なる議論の価値(自分の研究が価値がある)。

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これも一例ですが、問題のところに否定語の信号語がありますね!

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第三段階: 自分の論文に集中する

3a - 内容:目的・目的論
3b - 構造 (Firstly, Secondly,,,)
3c - 制限
3d - 研究方法
3e - 評価(本研究は、新しい提案を提供している等)

以下では上記の表現方法を学びます。

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その他

受動態を使うとより客観的な印象

”I”を使うのは、主観的な印象を与えるが、ケースバイケースで、使うことも問題ない。

あとは書きながら覚えるしかないですね。

(授業での補足)

◆Evaluationとは?

Critical Analysisとセットの概念。
リサーチクエスチョンについて、自己が行なった研究(理論、事実)を当てはめ、どの様なAdvantage、Disadvantageがあったかを述べる。

リサーチクエスチョン:エジンバラに住む人の一番好きな食べ物は、ハギスである。
手段:100人へのアンケート及びインタビュー
評価 :ハギスが最も好きな人は2人だけだったので、ハギスはエジンバラに住む人が一番好きな食べ物ではないことが示唆される(断言はしない)。※詳しくはweek4で説明。

◆Abstract, Introduction, Summaryの違い

Abstract:本の背表紙に書いていあるこのとイメージ。大体の概要を述べ、読み手の興味を惹きつける

参考サイト

以下の様な内容を記載する

The research question
A brief explanation of why the question is interesting
An outline of the materials and methods (perhaps the key theories or
experiments used)
A summary of the findings
The most interesting of the implications


Introduction:Abstractで興味の惹きつけに成功したら、より詳細な内容を記載。多くは重複する。詳細な内容は今回の授業の通り。

Summary:Abstractと違うのは、将来への提言の様なものを記載する場合があること。

◆Too Descriptive になる場合

Descriptive versus critical writing
https://libguides.hull.ac.uk/criticalwriting/descriptive-critical



では!

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