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一杯500円以上のタピオカミルクティー屋は一律潰れて欲しい

小生は台湾赴任経験あり、台湾が好きだ。
勿論台湾の食物飲物も(一部例外あるが)好きだ。

日本でタピオカミルクティーが流行り、2022年5月現在も下火ながら
まだ営業している店舗は流行る前に比べたら多い。

他国にある美味しい物を日本に紹介し定着させるならば
ちゃんとそれを好きな人がやってほしいなと思う。

台湾での珍珠奶茶の価格。
台北で40TWD、地方で30TWD。180円程度だ。

ところが日本での価格はどうだろうか?
500円以上の店が当たり前になっている。
物価差あるとはいえ、何故こんな価格差なのか。

参考までに。
流行る前の2015年、東京・上野アメ横で売られていた珍珠奶茶の価格は250円だった。

これは業者がブームに乗り短期間で回収して去る想定で
商売をやる・設備を入れる・価格設定をするから、である。
この弊害で、「タピオカミルクティーは高い飲物」という誤った情報が広まってしまっている。
こういう商売はやめてもらいたいが、それを止める術はない。
消費者としてそれに乗っからない位しか抵抗手段は無い。


台湾のもので誤って伝えられている他の例として「台湾カステラ」がある。
これはタピオカミルクティーと事情が違う。

台湾の行楽地で売られている巨大なカステラ(を切り売り)は、
雑味があり焼き方が均等でなく、悪かろう安かろうなものだ。
(但し、手作り感あり不味いわけではない)

タピオカミルクティーと異なり、台湾カステラについては、
各店舗が持ってる技術を活かして美味しく焼く事に本気を出して、
結果、台湾で売られてるカステラと全然違う美味しい物
(ほぼシフォンケーキ)になってる。
で、価格も日本価格に。

台湾カステラの日本における進化については、店舗は商品をより美味しくする
努力をしているわけで、あるべき企業姿勢だと思う。
しかし、「台湾カステラ」という、本来安かろう悪かろうな商品名を
付ける必要あるのか?
共通点はサイズだけだ。


外国由来のものが、現地とかけ離れたものとして日本に広まる弊害を危惧する。

台湾に行った日本人が「タピオカミルクティー?あんな高いもの飲まない」となったり
「台湾カステラ買ったけど何これ?甘すぎ。安いけど」とならないだろうか。

それとも「外国由来のものは日本に来た際に大幅に変えられる」
というのは多くの人々にきっちり認識されているのだろうか。

ネットで調べればより詳しい情報が出る時代。
この辺りのギャップを知りたい人に知ってもらうべく、
現地を経験している者として、情報を可能な範囲で・方法で発信していこうと思う。

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