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更年期障がいになるかどうか予測はできるのか?

答え、できません。 でも、更年期障がいになるリスクはわかっています。  *ここで、ちょっと復習 【更年期】ー閉経の前後5年間、約10年間をいいます。女性の場合誰でも必ず訪れます 【更年期症状】ー更年期に起きる心身の変化・不調を指します。8~9割の女性に何らかの症状が出ると言われています。 【更年期障がい】ー他の病気による症状ではない症状により生活に支障をきたしているもの、病気です、約3割の女性が更年期障害になると言われています。 残念ながら、更年期に関する科学的な

更年期以降も生きている理由

ほとんどの生物が、生殖機能がなくなった時に、命も尽きるのに、なぜヒトは更年期以降も生きていることができるのでしょうか? そこには、人類を絶やさないよう進化した結果があります(仮説ではありますが) だから、更年期を迎えるのは、老化ではなく進化なんです。 私たちは、更年期以降も役割があるということを自覚していきたいと思います。 生物は生殖機能がなくなった時が命尽きる時 ほとんどの生物は、生殖機能がなくなった時が、寿命になります。 たとえば カマキリのオスは、交尾中にタ

更年期かどうかわかるのは閉経してから

更年期の定義は 「閉経をはさんで前後5年間をいう」です。 閉経とは、最終の月経から1年間月経がこないと閉経したと言います。 365日です。 閉経日は1年前の最終月経日となります。 その閉経日をはさんで前後5年、計10年が更年期なります。 つまり、「閉経した」とわかった時点で更年期10年のうち6年終了したことになります。 ということは、「今、更年期」とはっきりといえるのは更年期6年目から。 更年期の始まりもわかりません。 更年期の始まりはなんなのかも、わかりま

更年期と気づかず、2年間の流浪ドクターショッピングの果てに

更年期の症状は、たくさんあって自分では更年期症状と気づかないことがあります。 実に2年間もあちらこちらの診療科を受診して、良くならず「もしかして更年期?」と思ってハイジアの相談サービスをご利用してくれた方がいました。 まず、肩こり 整形外科受診 → 理学療法を受ける 脳外科受診 → 痛み止め処方 婦人科受診 → 更年期障害とは言われず未治療         (更年期障害をあまりみないクリニックだった) そのうち、眠れなくなり 心療内科 →  眠れるお薬 精神安定

なぜ更年期になるのか?

なぜ更年期が来るのか? それは、女性ホルモンが減少し、やがてその量がゼロにはならないけれど、10分の1までに減るから。 なぜ女性ホルモンが減少するのか? 卵巣内の原始卵胞が減って排卵しなくなり女性ホルモンがつくられなくなるから。 なぜ卵子が減るのか? 生まれ持った卵子の数は、時間の経過とともに減ってしまい増えることはないから また、卵子は日に日に老化していくから。 *日本中の女性を戦慄させた河合蘭さんの「卵子老化の真実」を思い出す方  もいるかもしれません。この

更年期、辛かったら我慢せず、受診をしましょう!

女性は我慢することが多いですネ! 月経痛(のうえに仕事、家事、育児、介護、社会貢献すること) 陣痛(痛いのが当たり前と言われ、何時間も耐える) 更年期症状(辛さを理解されず仕事、家事、育児、介護、社会貢献すること) 月経前の気分の変動や産後うつ、更年期のうつ などなど これらのことは、なす術がない時は、我慢するしかなかったのかもしれません。 でも今は、対処法や治療法があります。 癌の痛みや手術後の痛みにだってきちんと対処できる時代です。 本当はそれらを普通に

更年期、メリハリつけて、休むこと

今、改めて考えてみると、更年期世代にメリハリつけてと言うのは、無理かも知れない。 「メリハリ」というのは、ぱっと動いて、ぱっと休むというイメージだけど、この「ぱっ」が難しいですよね。 自分を振り返れば、何かしようとしても、だるさややる気が起きない・・などでなかなか動き出せず、ようやく動いても更年期前のようにぱっぱっとは、動けませんでした。 そのあたりを自覚して無駄のない、無理をしない生活を送ることこそ必要なのかもしれません。 お勧めは、更年期に入る前に自分の家事や仕事

更年期の症状が辛くて、仕事を辞める人も多いのですが

更年期の症状には、いろいろな症状があります。 症状があっても平気・・という方もいますが、自分に現れている症状で日常生活に支障をきたす状態だと更年期障害といいます。 日常生活に支障をきたす状態であれば、仕事にも影響を与えます。 あるいは仕事はなんとかいつも通りにしているけど、それ以上頑張るのはしんどくて普段の生活がままならないこともあるでしょう。 更年期の世代では、仕事上の責任も重くなってきて、その割には体力・記憶力・意欲が落ちてきて、仕事をするだけで精一杯ということも

更年期の不安は、更年期に関して知らないから起きるのもひとつ

知らないことには、ヒトは警戒を強めるために不安という状態になります。 今の新型コロナウィルスに関しても昨年の前半はよくわからないウィルスのために、不安や恐怖を感じていました。 今はだいぶ解明し、ワクチン接種も進み、この先治療薬もできると、少し安心できるでしょうか・・ 日本では更年期に関する知識を得ることができる機会が非常に少なく、漠然と更年期における自分の健康に不安を感じている女性が多いのが現状です。 医療職であっても、更年期に関することはほとんど学ぶことができていま

更年期、まだまだイケる自信あり

昔の50歳と今の50歳では、全然違いますね! 昔の50歳って、もっとおばあちゃんだったと思います。 今の50歳は若い若い いつも言うけれど50歳は、人生の半分 まだまだ、これからです! 子どものいる人は、子育ての山を乗り越えて、少し時間に余裕が出てくる頃 働いている人も、百戦錬磨、なんでもこいやーと、心にも余裕が出る頃 更年期の不調がなければ、最強の時代です! そして、自分のキャリアから自分にしかできないことを見つける時でもありますね。 アラフィフから起業す

更年期の始まりは、ウェストから

エストロゲンが減少すると、ウェストがなくなります。 気がつけば、おなかもポッコリと出てしまいます。 合わせて体重も一気に増加 そして減らそうとしても減らない・・ そんなことが起きてきたら、更年期の始まりと思ってください、 健康診断で腹囲を測定しますが、昨年の値に比べて誤差範囲を超えて増えてくる時期があります。 私は、一気に10㎝増えたことがあります。 翌年はマイナス5㎝だったので、その前の年は目盛りの見間違えではなかったかと疑っています。(真実はわかりません・・

更年期、閉経したら進化形

更年期とか、閉経とか、ネガティブな印象だけど次のグレードにアップしたと思いましょう。 今や、人生100年 平均閉経年齢の50歳は、まだ人生の半分 歳をとったのではなく、歳を重ねている途中経過 積み重なった歳なりに得た知識や経験があると信じましょう。 卵巣は、閉経を迎えると生殖機能を失い、やがて萎縮して小さくなってしまいます。 妊娠は、生物としての役割の一つですが、今の世の中、妊娠したが故に苦悩を背負うことがあります。 就活中に妊娠し、一人で出産してその我が子を殺

更年期、不安が募るお年頃

最近、なんだか不安で仕方がないということはないでしょうか? 更年期世代では、あなただけではありません。 ある調査では70%以上の人が不安を感じていました。 このようなことで不安を感じていませんか?これからの自分の生き方 老後の生活、資金 親の介護 仕事 子どもの独立(就職、別居、結婚) 夫との退職後の生活 友人関係 病気 あるいは、漠然とした落ち着かない気持ちが続く 今ですと、新型コロナウィルスに関連すること 年齢を重ねていくと多かれ少なかれ出てくる

更年期、肩こりがひどいのです

更年期症状の中で、一番多く感じるのは、肩こり、腰痛、手足の痛み 講義や講演でこの話をすると「あれ?」という表情をする方がいます。 「私は若い時から肩こりがあるけど・・」と思っている方もいると思いますが、というと先程の方たちがうなづきます。 「私も若い時から肩こりがあったのですが、更年期の肩こりは別物 背中に鋼でも入っているのかと思うほどガチガチになります。」 と、話すと、今度は先程と違った方たちが頷きます。 私はガチガチで辛くて、裁ち鋏の柄のほうでガンガン肩を叩い