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更年期にめまいを経験する方も案外多くいます。

がっつりクルクル回ったという方もいれば、フワフワするという方もいますし、視線を急に変えるとクラっとするという方もいます。

更年期における「めまい」を感じる頻度は、調査によって違うようです。


10%という調査結果もあれば34.4%という調査結果もあります。


「更年期障害とその症状に関する調査 株式会社Qlife 平成25年2月」では、34.3%になっています。


私が聞く限りでは、一過性のめまいも含めると結構な人が「経験した」もしくは「今もフワフワとする」と言っています。

めまいは、急に起きます。めまいが実際に起きたときにどうするかを心構えとして知っておくといいですね。


めまいが起きた時の対処法

①まずは動かない。

横になれる場合は横になりましょう。


もし出かけ先、仕事先でめまいに合ったら、まずは動かないこと。歩いていたら立ち止まる、そして座りこみましょう。


自分の身の安全を確保してくださいね。もし動けないようであれば、助けを求めましょう。


すこし動けるようであれば横になります。


ただし自分一人で移動するのも危険なときがありますので、人の助けを借りましょう。


②どんなめまいか、確認します。


そんな余裕がない・・と思われるかもしれませんが、そのあとの診断につながる大切な情報です。


「ぐるぐる」、「ふわふわ」、「クラッ」、どんなめまいでしたか?


めまいが起きた時間帯、めまいが継続していた時間、めまい以外の症状があったか(頭痛・吐き気・耳鳴りなど)なども、あとでもいいのでメモをしておきます。


③貧血、高血圧、心臓病、糖尿病などのお薬を飲み忘れていませんか?


もし、飲み忘れていたら、薬を飲み症状が落ち着くのを待ちましょう。


ただし吐き気が伴う時は無理して飲まないほうがいいでしょう。もし吐いてしまうと、体に入った実際の薬の量がわからなくなります。


処方されている病院に連絡して対処法を教えてもらうといいかと思います。


④ 安静にできそうでしたら、部屋を暗くする・目を閉じる ・頭を動かさない ・体を締め付けているものをゆるめるなどをして、休みましょう。


なぜ、更年期にめまいが起きるのでしょう?


エストロゲンが減少するとカルシウム代謝異常が生じます。
(骨量の低下を引き起こす事象でもあります)


すると三半規管にある耳石量(耳石は骨)が減少したり変形することで動きやすくなって、頭を動かした拍子に剥離して良性発作性頭位めまい症がおきやすくなると言われています。


実際に更年期障害を訴えて耳鼻咽喉科を受診した方のめまいは良性発作性頭位めまい症が56.2%、メニエール病が17.8%だったそうです。


更年期症状と思っていたら、実は他の病気だったということもあるので、私は、めまいを起こしたなら一度受診して本当に他の病気がないか調べて貰うことを勧めています。


手遅れになると大変なことになる可能性のある症状ですから


また、きちんと対処法を教えてもらうことも大事



さて、私もめまいを起こしたり、フワフワした感じで気持ち悪くなったり、目を急に動かすとクラっと来たりすることを経験しました。


でも、更年期を卒業してからはめまいは一度起こしましたが(これは水分摂取を勧められて無理にたくさん飲んでしまって水中毒を起こしてしまった)それ以外でめまいを起こしたことはありません。


じきに落ち着くと考えられます。

こちらもご参照ください ↓



もし、受診する前に相談したい、どこを受診すれば良いのかわからないという方は、ハイジアの相談サービスをご利用ください。



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