偏質的俳句鑑賞-第六十一回おじさんはこれでいいのだ冷ややっこ-宇都宮さとる『蝦蟇の襞』 

いつも思うけれども、文字を書くときバカボンのパパみたいな「だ、である」口調が自然と出てきてしまう。実際は全くそんなこともないが。なんか自分で言ってて滑稽に聞こえてきた。
それはそうとこの句の主人公はおじさんだ。それを老いと捉えるのではなく楽しみとして気楽に生きている。
「これでいいのだ」とは諦めではなく、自分自身の肯定でとっても心が和む。
「冷ややっこ」という季語も悪くはないけれど微妙だけれど「これでいいのだ」と醤油をかけて美味しく食べる。
自分がおじさんになったときこういう精神で生きれたらなと思えるようなほのぼのする句だ。
それだけです。次回も良ければ読んでください。

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