偏質的俳句鑑賞-第百二十五回 もり塩にあるじのくせや秋灯(あきともし)-清水凡亭『ネクタイ』

たまに盛り塩のある家がある。季語の秋灯も玄関先の電灯とかだろう。
作者はこまかいところを観察した。その盛り塩には家の人のクセが反映されていたというがどんな感じなのだろうか。
もちろん友達の家に来た時の話だろう。その家の人のことをよく知っているわけだし。
丁寧な盛り塩なのだろうか。それともやっつけで適当に盛ってあったのだろうか。
そういうささやかな営みにこそ詩がある。
それだけです。次回も良ければ読んでください。

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