俺の名はセックス。苗字はもう射精る。

(初出2016年)

 俺の名はセックス。苗字はもう射精る。
 ところで、昔々あるところに、自撮りが好きなおばあさんと、jkにリプライを送るのが好きなおじいさんがいた。つまり、第三世界において恥ずべき行為である。生きるに値しない命は畑から生えてくるのではない。地球が青いのだ。神は言った。神は死んだと。そうして人々は酒を禁じ、処女たちは私に愛を誓った。国宝はそこにあるアヴェンタドールである。ドゥーチェはそれ見たことかと言いながら3分を待たずしてカップ麺を食べ始めるのである。ところでここは18禁コーナーである。売れない絵師が入ってきていいところではないと人気の歌い手は言った。
 そういえば1年前のことである。1年後には2年前に言った3年後に出来ると言われていた乱交パーリナイトビルの完成が2ヶ月早まったのであるが、それは昨日のことである。流行というものはひどいもので、世間は17歳の女子高生のパンツの色に夢中であり、意識が高い彼は言った。縞パンは死んだ! 冗談も顔だけにしろ。お前の給料はそこにあるテキーラである。その後彼が灰皿で殴られたことは、翌日スポーツ新聞から知ることが出来るのだが、僕たちはそれよりも気がかりなのがSMAPの解散である。STAP細胞はなかったが、SMAPはあると偉い人は言った。マイナンバーカードはゲスの極みだ。地球上の0.0001%の人ならばうなずくはずである。首は傾けないほうが良い。お前の後ろにはチャック・ノリスがいるからである。
 そうだ、君にはまだ3歳になる時にお年玉をあげたが毎年貯金をしていよいよ100万円を貯めたとかいう子供がいるじゃないか。早くお家に帰ったほうが良いんじゃないかな。私は憲法が改正されるまで帰りませんよ。
 ならこのまま会社で死ぬと良い。

 それは彼が最後に言った言葉である。何故なら次の瞬間この世界は虚構であることを悟り、自殺したからである。

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