見出し画像

1⃣第二子の妊娠とキャリアアップの狭間で

怖い気持ちとは何か?

「起業するのって、どんなでした??
怖くなかったですか?」

これ、よく聞かれます。
もちろん、、怖かったです。

私は、サラリーマンの時、結構な給料をいただいていました。
それが、ゼロになるって
とにかく不安でした。

「起業したいけど、起業したくない。」
「起業したいけど、失敗したくない。」
「絶対うまくいくなら、起業したい。」

↑ 言ってることが、おかしい。
と今なら分かります。

急に不安な気持ちになったりする時もありました。
そんな方のために、今日の記事を書きます。
...........
2014年に娘を産んで(ビジネススクールに通って)
その後、半年で会社に復帰。

仕事をしながら子育てをして、毎日すごく忙しく、
時間が足りない感覚になっていました。

第一子を産んだのが
私の場合は、34歳。

2人目を考えるのであれば、
そんなに間を空けないほうがいいなと思っていました。

ほどなく第二子を妊娠しました(二人は、2歳4ヶ月離れています)。

妊娠して嬉しい気持ちと同時に、
「妊娠しました」と言うことを
そろそろ上司に言おう、と思っているタイミングで、

上司とその上司に呼ばれ、
【 私が昇格する話 】をされました。

私の心の中は『このままでは、言うタイミングを逃す!!やばいー!!』

「え、どうしよう、大変嬉しいですが、
ごめんなさい、私2人目妊娠したんです。」
そう、押し出すように言いました。

なんで、
妊娠して、ごめんなさいって
言う必要があるんでしょうね。

命が生まれることは素晴らしいことなのに、
私は上司にそのように謝って、
会議室を出たことを覚えています。
.....
ずっと、やりたかったポジション。
チームの、采配が取れるポジション。
入社した時から憧れていたポジションにオファーされたのに、、、
このタイミングだと、断らざるを得ない、、

働く女性の、ジレンマを感じた瞬間でした。

『なんで女性ばっかり、、』
私は不貞腐れていました。

夫に、男女のキャリアの格差について
イライラをぶつけることもありました。

当たり前ですが、夫は女のキャリアの理不尽さを
頭ではわかっても、経験したことはないわけで...

彼なりの誠意で、話を聞いてくれても、
私の怒りが収まることはありませんでした。
(誰も悪くない)

またいつ、会社という活躍の場に戻って来れるかわからない。
私は仕事が大好きで、そこから半年間、生まれる2週間前まで、
ずっと仕事をし続けました。
(住宅リフォームの仕事です)

2人目の出産予定日は、早生まれだったので
次の保育園探しは難航するだろうと
この時から予想していました。

生まれる2週間前まで、夢中でずっと仕事をし続けました。

実はこの時に、仕事をしながら、
お見舞いに通っていました。

誰のお見舞いかというと、
実父のお見舞いです。

父は、私が生まれた時に、27歳。
私が2度目の妊娠をした36歳の時、
父は、63歳でした。

父は、急性白血病で、
1年前から入退院を繰り返し、治療をしていました。

何事も楽観的に捉え、冷静であり、
人一倍行動する父は、
私の理想のビジネスマンでもありました。

私は、そろそろ産休に入ろうかという
出産2週間前の冬の朝。

父が突然体調を崩した。と、
妹からLINEに連絡が入りました。
------------------------
体調が急に悪くなった。
でも、いまは少し落ち着いた。
いますぐ、駆けつける必要はない。
病院の先生も、母も、
妊婦である私が来ることに神経質になっている。
また、連絡します。
------------------------
そのあと、
2回目の連絡が来た時は、
父が亡くなった時でした。

私は、最期に父と話すことが出来なくて
会えなかったのです。

そして、ここで、
生涯で大事にすると決めた、学びを得ました。

・いつか、は、こない。
・2回目は、いつも、ないのかもしれない。
・また次はない。と思って行動する。

そう、強く思い始めるようになりました。

つづく、、、1⃣ → 2⃣へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?