創作エッセイ(53)リトルワールドへ行ってきた

愛知県犬山市の野外民族博物館リトルワールドへ行ってきたので、そのお話。

開園40周年を迎えたテーマパーク

 リトルワールドの開園は40年前。自宅から車で30分強なので折に触れ来てるけど、近年は犬山市のもう一つのテーマパーク博物館明治村の年間パスを取っているせいか、リトルワールドからは足が遠のいていた。久しぶりに行くと楽しいのだった。

ニューギニアの儀式用の椅子。
背もたれが顔になってて、「マッドメン」(諸星大二郎)思い出した。

 屋内展示は、人類の起源とその暮らしの博物館。世界中の民族の生活が並べて展示されていて、国や人種や言語が違っても、喜怒哀楽や家族愛は人類共通なのだとあらためて気づかされる。

体験できる世界の家

 屋外展示は、世界各国の家や村が再現されている。本物の家を移築してきている。このあたり、明治村で培ったノウハウが十二分に生かされている。
 近年、リトルワールドは世界のグルメに走っていて、各国の村では郷土料理を味わえるようになっている。でも血糖コントロール中の俺にはきついな(苦笑)

気分はゴールデンカムイ

 アイヌ民族の家を集めてコタンが作ってあり、映画「ゴールデン・カムイ」を見たばかりの私にはいい刺激になった。小学校からの見学で、観光バスが10台ぐらい留まっていたせいで、コタンの中にもアシリパさんみたいな娘がそこここではしゃいでいた。

アイヌの村を再現

 歩くとよい運動になるけど、時間を作って半日ぐらい滞在したい場所です。
 一時は閉園のうわさも出ていたこのパークですが、現在はけっこう人気あるみたい。民俗学・民族学のテーマパークは大事にしたいな。
野外民族博物館リトルワールド
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?