握りしめたもの

すべてが良いものだと分かったら
急に冷たくなってきて
つまらないという定義が
染み付いてしまう

難しいものだなと感じた時
実はとても臆病な事しかしてなくて
大したことなくて大きな一歩を待っている

染みついた汗が
後に役に立つかを考える

苦労の結晶は
ちゃんと光るのか
魅了するのか
誘惑するのか
考える

駄目なものってなんだろうか
成功の線ひきはどこでする?

隣の芝生は青くて
自分にもできるんじゃないかって
奮闘する

辿り着かない
辿り着くまでに
どれくらいかかって
それはどれくらいの確率なのかって
考えて憂鬱、奮闘してた手が留まり
輝いていた時間が留まり
自信の欠片がなくなると
やっていった中途半端な欠片たちが
どこぞにもお披露目されず転がってる

そこまで分かっていて
出来なくても
いいんだ
そんなに単純な
ことじゃないんだ

ただ大事に握りしめて
離さないものはとっておくんだ
ずっとずっと
とっておくんだよ

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