ごきげんよう〜

高校を卒業して早何年だろ、？
大学はコロナ禍に入学したからずっとリモートでサークルにも参加せず毎日秋葉原で楽しく過ごしていたら友達の作り方をすっかり忘れてしまった

秋葉原でメイドを初めて早4年
毎日初めましてのお嬢様、ご主人様にお会いするし、楽しくお話しできるし、私ってコミュ力たかいかも！？と勘違い女が爆誕してしまった

秋葉原って特殊な街だし、みんな何かしらのオタクだし、メイドである私、「くりす」に興味を持ってくれている

この4年間で新たに友達も出来たけど、みんなTwitterや現場で仲良くなったオタク達だ

お嬢様、ご主人様、オタクと喋れてもコミュ力とは言わないだよ私、、、当たり前のことをすっかり忘れてコミュ力に自信を持ってしまっていた

先日、1週間ほど韓国に留学したのだが初日に高い壁にぶつかった

喋れないのだ

普段のメイドの私を知っている人がみたらびっくりするだろう
いつも私はみんな聞いてよ〜ってベラベラ勝手に喋りまくっているのに会話に入れない

一緒に行った皆様は悪く無いのだ
私が悪い

普通の人ってなんの話をするのだろう

みんなが自己紹介をし合って仲良くなっている間、私はGoogleで友達　作り方で検索していた

正解はでてこなかった（当たり前）

声量はデカいのに（ミュージカル部で唯一手に入れたもの）名前以外に何も話せない

普通の人は好きなアニメの話はしないのだ（当たり前）

初日のプログラムが終了後、みんな仲良くなった子達と観光しに行く中、私は一緒に参加した10年来の友達とホテルに引きこもっていた

友人の名誉のためにいうが彼女は既に友達ができており観光に誘われていたのだが、自分を見失い自信を無くした私のために断ってくれた
スライディング土下座案件である

留学って留学先のことを学ぶのが目的だけど、友人を作るのも大切なのに私は友達の機会を奪ってしまった

コンビニでゆずマッコリ（ゆずマッコリ、本当に美味しいから呑んでみてね）を入手して彼女と乾杯をしながら私は聞いたのだ

会話って何話すの？

我ながらドン引きな発言である
彼女は優しいので普段のくりすでいいんだよ、ありのままに話せばいいの、強張りすぎだよ、気楽に話しなと答えてくれた

自分を見失った私は、私って何？って質問で返してしまった
めんどくさい女爆誕

私がもし私って何？と聞かれたら知らんがなとしか言えない

眠りにつくまで友人と私を分析した

漫画が好きで、心理学を学んでいる
メイドが好きでメイドをしている
ミュージカルも大好き
ピアスは5つ空いてるけれど酔った勢いで開けたから普段はつけていない
犬が好き
アフタヌーンティーによく行く

意外と話せることがあった

こうして喋り方を練習して2日目に挑んだ

みんな優しかった

私が変に壁を感じで怯んでしまっていたのだ

オタクも、お嬢様ご主人様も私も、他の人も同じ人間なのだ（当たり前）

2日目からは初日の遅れを取り戻せるように爆喋りした
同じ志をもった友人が沢山できた

友達の作り方の正解は結局わからなかったけれど、これからは秋葉原をでても変に緊張せず私でいようと思った

普通の人が小学生の頃に学ぶであろう友達の作り方を成人してから学んだわけだが、こうして遅れを取り戻せたのだから色々な人を関わって生きていこうと思う

2024年〜友達100人作るぞ〜