新しい時代がきた。古い時代に築いた「制限」を捨てよう。

いよいよ、と言うべきか、とうとう、と言うべきか。

平成が終わって、新しい令和の時代が始まった。

世の中は改元に盛り上がり、日付を跨いだ瞬間は、さもまたもや新しい年を迎えたような盛り上がりようだったけれど(冷静に考えると、まだ2019年になって半年経ってない)、「気持ちに区切りをつける機会」というのが改めて与えられたのだと思うと、この盛り上がり方もそんなに悪くないかな、などと思う。

わたしも便乗して、「気持ちに区切りをつける」ことを考えた1人である。

そんなわたしが考える「令和」の生き方は、「制限をつけない」こと。

思えばわたしは、いつも自分に「バツ」をつけて、制限をしてばかりだった。

「成績が良くない」と「ダメ」。

「1人で仕事を完璧にこなさない」と「ダメ」。

「人に好かれるファッション」じゃないと「ダメ」。

「いつもニコニコ笑顔」じゃないと「ダメ」。

「他人のご機嫌をとらない」と「ダメ」。

「誰かと一緒にいない」と「ダメ」。

「親を安心させない」と「ダメ」。

「家族のことを好き」じゃないと「ダメ」。

いつも、ダメ、ダメ、ダメ、と、自分にダメ出しをしてばかりだったことのように思う。
そしてそれがブレーキになって、「自分はどうしたいのか」「自分は何がやりたいのか」「自分は何が好きなのか」がどんどんわからなくなって、我慢して、ある日突然頭の中で糸が切れる音がする。それを無理矢理繋ぎ合わせて生きている。
そんなことをずっと繰り返していたのが、わたしにとっての「平成」だった。

でも、そんな「平成」が終わりそうだと思ったときに、わたしはその「ダメ」を全部捨てることにした。

本当は、興味のないことまで勉強して時間を割きたくないし、仕事なんて全然完璧にできない。着飾るのは好きだけれど、好きなテイストじゃない服なんて着たくない。不機嫌なときだってあるし、自分のことで精一杯なときだってある。1人でゆっくり時間を過ごしたいときもあるし、親とは幸せに対する考え方は別だし、家族だからといって全ての部分が許せるわけじゃない。

いつもそれに蓋をしていた。世間の、周囲の求める「いい子」になろうとしていた。

でも思い切ってそれを全部辞めると、こんなにも心地よかった。好きなことに対する知識をひたすらインプットしたり、時にはアウトプットすることが楽しい。会社での「仕事」は上手くできなかったけれど、それはただ自分に向いていないだけで、1人で暮らし始めると、予想外のことが自分には「できる」ことを知った。好きなテイストの服を着たり、アクセサリーをつけたりするだけで気分が良くなる。家族のことは「嫌い」ではないけれど、「好きじゃない」ところから距離をとることで、心が穏やかになった。人に対して優しくなれた。

自分に制限をかけないようにすると、全く違う景色が見えるようになった。

だから新しい時代には、もっともっと自分の中の「制限」を外していこうと思う。勿論、人に迷惑をかける行為は如何なものかと思うし、犯罪はもってのほかだと思うけれど、それ以外の部分で「制限」を外すことで、どんどん自分が成長していくことがわかったから。

令和は、制限を外して自分を成長させる。そんな時代にしていきたいなと、心から思っている。


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