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【オペ看成長日記】脚を切断する手術で感じたこと

今日は下肢切断のオペ
小さいころからブラックジャックが好きで、「漫画でよく見るやつだ…!」というのが素直に抱いた感想だった


ドリルで骨を切るの衝撃だったけど
脛は皮膚のすぐ下に骨があることの方が衝撃だった
そりゃ痛いわ
もう少し筋肉で守ってあげてほしい
どうしてそこは直で骨があるのだろう

切られた足を受け取った
重かった
人のぬくもりが残る


自分の足が切られたら…
どんな気持ちなんだろう
想像することもできない

手術をやっている間はそんな患者さんの気持ちやこれまで、これからの生活のことを考える余裕なんてない

切られた足はビニール袋に入れられて、段ボールで典礼会館に運ばれる
そこで火葬されるみたい
そうだよな
いつものように医療ごみに捨てられていたら事件だもんな


入ってきたとき、患者さんは落ち着いていて明るかった印象だった
小さい時から骨を切る手術を重ねてきたみたい
手術中、直接関わることはできないけれど、カルテ上からしかその人のことは把握できないけれど


器械出し看護師が患者さんのためにできることは、
・ガーゼや器械が患者さんの体内に遺残しないよう管理を徹底し、安全を守ること
・滞りないように準備、器械出しをして、麻酔の時間短縮をして患者さんの負担を増やさないこと

くらい

これは看護なのか、とよく言われたり、自分でもふと考えたりするけれど、今では立派な看護だと思っている。

手術中も医師の介助だけでなくて、患者さんありきの手術なんだと
視野を広げて気を配る

丁寧に、慎重に、正確に

そして勉強する、経験を積む

独り立ちした後もより良い器械出しができるよう改善していくのが器械出しの役目だと思う。
今の時点ではまだ勉強も足りないし、慣れてもいない
でも、患者さんのことも考えられるような器械だし看護師になれるよう
勉強を頑張ろう。

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