見出し画像

糠漬けブーム到来!

糠漬けは色々な発酵料理に
挑戦される方々の中でも
難易度高めといわれる発酵食品です。
何故かというと
糠床は家庭により様々で完成系がなく、
その後も日常の管理が必要になるからです。

しかし最近のドラマでも登場したり
無印良品でも販売されており
ブーム到来の予感がしています。

このブームの波に乗りたくなるよう
今回は糠漬けの魅力をこと細かくお伝えします。

そもそも糠漬けとは?

糠漬けとは米糠と塩と水を混ぜて(糠床)
野菜など色々な食品を漬け込み、
乳酸発酵させたものです。
米糠は精米したときに出る
米の表皮や胚芽のことです。

糠漬けの歴史

糠漬けは江戸初期ころに誕生しました。
誕生した主な理由は
主食が現代と同じ白米になったことです。
白米は美味しいですし、
エネルギー源にもなります。
ですが欠けている栄養素があります。
それは、、ビタミンB1です。

皆さん脚気という病気をご存知ですか?
これはビタミンB1不足による病気で
江戸時代この病気が大流行しました。
そして!このビタミンB1を多く含む
米糠をなんとか食べられないか、、
と考えられたのが糠漬けなのです🥹

糠漬けパワー

糠漬けは栄養満点の米糠から
さらに栄養を頂けるので
漬けたことでさらに栄養価があがります。
特にビタミンB1は生と糠漬けしたものを
比較すると5倍から10倍に増えます。
また糠漬けの乳酸菌は酸にも強く、
生きて腸まで届く乳酸菌ですので
腸内環境を整えてくれます。
また塩分を気にされている方でも
カリウムという塩分を排出する
栄養素が含まれているので
安心してお召し上がり頂けます🙆‍♀️

どうして毎日かき混ぜなければいけないの?

糠床の管理、続けるの大変ですよね。
糠床を混ぜずに放置しておくと
もっと大変なことがおきます。
フタを開けてびっくり‼白カビ❓️
そして強烈な匂い❗️
これは糠床の表面にいる空気が大好きな菌、
産膜酵母の仕業です。
産膜酵母は害はないので少量なら
混ぜてしまっても大丈夫ですが
気になれば取り除いて下さいね。
そして底に溜まるのは
空気が大嫌いな菌、酪酸菌です。
この菌も放置して増殖すると
雑巾の匂いのような強烈な匂いがします。
この菌を一定の場所にならずに
バランスよくかき混ぜることで
このトラブルを防ぐことができます。

それならやっぱりできないかな、、
継続できなさそう。
置き場所ないし、、と思った方!
安心してください。
対処法ありますよ🙆‍♀️

かき混ぜが面倒な方の対処法

まず毎日かき混ぜるのが面倒という方。
さきほど紹介した無印良品の糠床は
抗菌作用の強い乳酸菌のため
1週間に1回ペースで混ぜても大丈夫です。
また個人的にお勧めは
石川県の四十萬谷本舗さんの糠床です。


初めての方でも美味しい糠漬けができ、
こちらも1週間に1回の頻度で混ぜても大丈夫です。

1週間でも忘れちゃいそう、、
長期の旅行にいくときどうすれば、、
という方、、
糠床は冷凍ができます!
糠床の乳酸菌は凍らせると死なずに
休眠状態に入ります。
冷凍する場合はジッパー袋に
空気を抜いて平らにして保存します。
この方法で半年くらいもちますよ。
また使う時は
自然解凍で活動を再開します。
糠漬けちょっと休みたいな、、
という方にも冷凍は便利だと思います。

そして場所ですが糠漬けの容器といえば
甕やホーローといった重たくて
大きい容器ですよね?
こういった容器は
温度を安定させてくれるし
沢山作られる方には間違いないです。
ですが温度管理ができていれば
容器に決まりはありません。
市販のジップロックや
ジッパー袋でも大丈夫です🙆‍♀️

またかき混ぜるのを
忘れないために目につくとこに
置いておくとよいので
冷蔵庫の野菜室などに
入れておけば温度管理もできます。

甕やホーローの場合は
なかなか野菜室に入らないと思うので
20度から25度の冷暗所で管理してくださいね。

ちょっとやってみようかな?
と思われた方🤚
ぜひこの糠漬けブーム到来!(予感)
の波に乗っていきましょう!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?