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あの「東京のビッグレース」に潜入してみた。その1

こちらスネーク。潜入を開始。

ちっす、箱の人だよ。くどいようだけど中に人など居ないからな。

みんな知ってると思うけど、主に東京でビッグレースが開催されてる。え?オ。。でしょ?って、そりゃオトナの事情で言っちゃいけない奴。いい箱にしてないとつまみ出されちゃうよ。

そんなわけで東京のビッグレースに潜入しよう!どこでも荷物があるから、段ボールが1箱ぐらい増えても誰も気付かないよね!!東京って言ったからには、東京だ!伊豆でもやってるけど、伊豆に降り立ってここは東京ですって言えるか?言えないよな! 東京ドイツ村は東京でもドイツでも村でも無いけど、それは棚に上げておいて。

あっロードレースは東京を通るんだった。でも、皆が思い描くオサレな東京か?と言われたらラーメンタンメンの看板が一番の見せ場になるぐらいだから、ちょっと違うんだよな。もうちょっと何か、都会的な絵面が欲しいんだ。と言ったら八王子市民に生糸で〆られ、稲城市民に梨投げられてほうぼうの体で逃げてきた。23区以外の東京都民を怒らせたらコワイ。そっとしておこう。(なお町田は神奈。。おっとこれ以上はいけない)

そう。東京ベイエリア。文句ないオサレな東京エリア。ちなみにぼくらのワールドカップ開催地お台場海浜公園は、トライアスロン開催会場として閉鎖されている。先んじてお台場の海で泳いだクロッサーは皆優勝だ!!

さて、アーバンな会場に到着した。さぁ荷物に紛れ込んで、っと思ったら、なんだかセキュリティが厳しいぞ。あはは、こりゃ無理。やめとこ。

と、努力と根性とは程遠い、もっともこの場に相応しくない箱に思いがけないチャンスが訪れた。なんと、でっかい段ボール箱が足りないから中で荷物入れてくれ、だと!!あっさりとIDカードが発行されて、セキュリティチェック通って、しかも入口のお巡りさんが敬礼までしてくれる。それどころか水とお菓子とランチチケット、そしてPCR検査キットまで渡された。なんなんだ、この厚遇。全然潜入してないじゃん。タイトルに偽りがありすぎる。

んなことを段ボール箱に言われても困るので、続けよう。

レース裏方の朝は早い、はずだった。

さて倉庫の中で荷物を入れられ、大人しく待機していようと思ったら、あっちこっち運ばれるじゃないの(嬉)。おおっ!色々中の様子が見られるぞ!中には当然、レース会場(ここはBMXレーシング、フリースタイルとスケートボード)があるんだけど、その他にも沢山のプレハブが立ち並んでいて、色んなコトが行われたり色んな物が収納されてたりする。その中の一つが「アスリートラウンジ」。選手やスタッフの拠点。

ここでちょっと通常のレース遠征の様子を思い浮かべてみよう。まず会場に入る前に食料と水を確保して、会場入りしたら場所取り。(予めスペースを販売している所もある)MTBだとだいたい駐車場か草原なので、まずテントを張って日差しとか雨を遮る拠点を作る。テントが飛ばないように固定して、スタンドとかイスとかテーブル等、中の準備してようやくひと段落。最低ここまでは選手が入る前にやっておくことだから、裏方の朝は早い。ワールドカップとか、上のグレードのレースでもチームや選手の待機場所が用意されているケースは少ないんだそうで。それに、知らない場所ではコンビニの発達した日本国内でも、食料や飲み物の確保に手間取ったりする。海外のレースでは余計に大変だろう。

さて会場に戻って、アスリートラウンジに運ばれるついでに中の様子をチラ見。各国チームの部屋が用意されて、スタンドや3本ローラー(ところでBMXでは3本ローラー使うの?)まで設置されている。そして、共通のラウンジには、飲み物類はもちろん、サンドイッチやサラダ等の軽食、フルーツやケーキ、お菓子などが用意され、施術台が並んだマッサージルームもある。プレハブなので効きがイマイチとはいえ、エアコンも完備されている。連日の酷暑の中でこれは有難い。

ん?裏方の朝の準備はどこいった?!既に必要なものはほとんど用意されてるんだ。あとは身体とメカの整備用品とスタッフ、バイクと選手が入れば全てが揃う。

これがオリ、あ、ビッグレースの凄さかぁ、レースにだけ専念できる環境が用意されてるんだ。そりゃ選手だけでなく関わる皆が目指したくなるよね。と妙なところに感心する箱。

つづく。

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