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脳とイヤイヤ期と成人式

脳は3歳くらいで完成する、と聞いたことがある。
だからそれまでにやるべき教育があるとかないとか。
 
脳の中にはいろんな部署があり、それぞれに専門の仕事がある。細かいことはまぁいいとして、脳は大きく3つに分かれるらしい。
爬虫類脳(生命維持のための本能)
哺乳類脳(衝動的な感情)
人間脳(論理的で未来的な思考)

私は物事をふわっと把握して感覚で捉えるタイプなので、そういう感じで読んでください。正確さには欠けます。

「爬虫類脳」は意識して行わない、呼吸や心拍、体温調節とか。食欲や睡眠欲、性欲も。体を生かすための本能。
「哺乳類脳」は自然と込み上げてくる感情。喜怒哀楽、好き嫌い、安心感、寂しさ。承認欲求、誰かに受け入れられたいとか。
「人間脳」は考えて行動したり創り出したりするとこ。理性、知能、記憶、倫理とか。

3歳くらいで完成するのはたぶん「哺乳類脳」まで。
「人間脳」は20歳くらいまでかかるらしい。
完成するにはたくさんの経験を経て、「人間脳」を育てる必要がある。主に前頭前野らしい。おでこのすぐ近く。
「哺乳類脳」を司る部分と「人間脳」を司る部分が経験や学びで結びついていく。感情と理性がネットワークを作り「人間脳」は発達していく。

子育てでよく聞くのは「イヤイヤ期」「反抗期」とか。
見た目が子供だと仕方がないと思える「イヤイヤ期」も体が大人になってからの「反抗期」、これもまたイヤイヤ期と言える気がするが、なかなか許せなかったりする。
いずれ終わると思える「イヤイヤ期」と比べて「反抗期」は、これから1人で進む人生が目前に迫っているから、親の焦りや不安もひとしおだ。

でもそれは経験不足だったり、脳のネットワーク接続がまだできてなかったりするだけなのだと思う。
キレやすかったり、信じられない行動を取ったりするのは感情の先の理性へのシナプスが届いていないのだ。
「反抗期」は失敗する、恥をかく、悲しませる、迷惑をかける、失望させるなどの学びの途中なのだ。
親はそんな大きな子供を暖かく見守って、、、なんて出来るわけないから、めっちゃ怒って泣いて戦って欲しい。

毎年、成人式のニュースで暴れたりする子の映像が流れる。切り替わって、真面目なコメントをする子の映像が流れる。それは「人それぞれ」ではなく「その時たまたま」なのだと思う。感情と理性なんて大人だってコントロールできない。

脳は面白い。年末年始は図書館でたくさん借りれる期間だったので、いつものに加えて脳関係の本をたくさん借りて読んでいた。
脳の研究はまだまだわからないことばかりで、でもどんどん新しい発見もあって、図書館の本の知識はきっともう古いのだろう。

私の記憶喪失並みの記憶や、怒りっぽい夫、母や義父の認知症など、まだ知りたいことは多い。


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。



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