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💊私はのんびり、体は大忙し

抗がん剤治療が始まって2週間になる。

ホルモン治療の注射リュープリン
初日から2日間は注射痕が痛む。その後はしゃがんでお腹を圧迫した時だけ痛む。
4日目辺りにお腹周りが痒くなる。痒み止めを塗ったがあまり効果なし。一晩で収まる。
10日後くらいからホットフラッシュがくる。昼間、夜間、関係なくくる。1日1、2回。
(私の冷え性を超えてくるからなかなかすごい。)
最後の生理が終わってからも出血は少しある。とりあえず医師に報告はするつもり。
その他の副作用は気にすればあるし、気にしなければなんて事はない。

もうひとつのホルモン治療レトロゾール
飲み薬で、副作用はリュープリンとかぶるので特に変化はない。

分子標的薬ベージニオ
初日は胃痛。夜中にシクシク痛む。患部を湯たんぽで温めて眠る。
3日目辺りから軽い疲労感。問題ない日もある。
(私はのんびり過ごしているからな〜)
胃痛は治まりつつも継続。よく噛んで食べるようにしている。あまりお腹がすかなくなった。
胃やお腹がずっとグルグル鳴っている。
口の周りに吹き出物ふたつ。地味に痛い。
頭痛がひどくて頭痛薬を飲む。

5日目、メインの副作用、腹痛と下痢。
腹痛はちょっとキツめ。便秘ではなかったので普通にお腹をこわした感じ。(便秘からの下痢だったらかなり辛いかも。)
3回トイレに行って落ち着いてから止瀉薬を飲む。
6時間後くらいにまた腹痛が起きる。ただの腹痛。
30分くらいで落ち着く。
朝、暖かい飲み物を飲んでバナナを食べ、また薬を飲む。→今ここ


副作用は1ヶ月ほど経つと落ち着くらしい。今は、体内の細胞たちがパニックを起こしている。しばらくすると初対面の薬との共存方法を見つけるのだろう。私も対処療法で生活を整えていく。程よいところを探っている最中だ。

とはいえ体に出てくる症状は様々で、てんやわんやだ。暑くなったり寒くなったり、頭痛、腹痛、胃痛、痛い吹き出物や痒い湿疹、怠くなったり、トイレに駆け込んだり。
温めたり冷やしたり、薬を飲んだり塗ったり、もぐらたたき状態だ。
でもひとつひとつをみると、今まで経験してきたくらいのレベルだ。いっぺんにやってくるし、不安やストレスもあるし、やるべき事が思うように進まないなど、様々な要因で必要以上にしんどいと思ってしまう。
しかも何故か、女性は特に?薬を飲みたがらない。頭痛薬、胃薬、止瀉薬などの対処療法の薬を、飲めば楽になるとわかっていても何故かなるべく飲まないようにしてしまう。
痛みに強い、我慢できるレベル、今まで何とかなってきた、からかもしれない。
止瀉薬なんて、便秘に苦しんできた人から見れば、わざわざ便秘になりにいくようなものだ。
でも抗がん剤治療は耐えるものではなくて付き合っていくものだ。ただでさえがんばっている自分の体を少しでも楽にさせてあげられるなら、対処療法の薬は飲むべきだと思う。

リュープリン、レトロゾールとは一生。ベージニオとは2年間。これから付き合っていく同士だ。
一見、体内の細胞からは敵のように思えるだろうけれど、目的は同じだ。
癌細胞に負けず、この体で生きていく。

さて、この体が求めているであろう食べ物を食べようかな。的外れなものだったら、また何かしら症状が出てくるだろう。私の体は素直だから。



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