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花図鑑【ポインセチア】

クリスマスを彩る花鉢といえば、ポインセチア。
誰もがクリスマスに目にしたことのある花ですが、意外と知らないことの多いポインセチアの秘密を探っていきましょう。

1.ポインセチアとは?

ポインセチアの名前は19世紀の米国駐メキシコ大使であったポインセット氏に由来しています。
彼は優れた植物学者であり、メキシコに自生していたポインセチアを発見し、園芸用に改良しました。
この功績がたたえられ、「ポインセチア」と命名されたといわれています。

日本には明治時代の1886年ごろに渡来しました。
冬の寒い時期に、ここまで色鮮やかな赤と緑を持つ植物は貴重なので、またたく間に日本に広がったそうです。

クリスマスカラーの赤は「キリストの流した血の色」、緑は「永遠の命や愛」、白は「純潔」を表しています。
ポインセチアは赤が葉っぱ、緑が茎、白が樹液なので「クリスマスの花」として使われるようになったといわれています。

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2.暑さと乾燥を好む植物だった!

ポインセチアの原産はメキシコで、日本より暑く乾燥した熱帯サバンナ気候の植物なのです。
メキシコで自生すると3〜5mの大きさになるとも言われています。

寒さには弱いので、屋外に置き忘れると枯れてしまいます。冬は室内で、10℃以下にならない場所に置きましょう。

冬のクリスマスの時期に人気の花ですが、実は暑さと乾燥を好む植物だったんですね!

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3.赤い部分は花ではない?

ポインセチアは「真っ赤でとても鮮やかな花が咲く」と思っている人も多いのですが、赤い部分は花ではなく葉っぱの部分にあたります。

ポインセチアが緑色から赤くなる過程を観察すると、赤い花びらのようなものが生えてくると同時に、その中心から小さなつぶつぶのようなものも出てくるのです。
実は、この黄色いつぶつぶこそがポインセチアの花なのです。
そして、その周りの赤い部分は苞(ほう)と呼ばれる葉が変化したものです。

ハチやチョウチョに目立つように苞を大きくして、花粉を運んでもらい種(子孫)を残そうとしているのです。

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4.赤だけじゃない!色とりどりのポインセチア

園芸品種が多様化、最近は従来の紅色に加え、乳白色、淡い黄緑、ピンク、斑入りなどのバリエーションもあるようです。

赤いポインセチアの花言葉は「祝福する」、「聖なる願い」、「聖夜」、「私の心は燃えている」などの意味があると言われています。
ピンクのポインセチアの花言葉は「思いやり」や「清純」。
白のポインセチアの花言葉は「慕われる人」「あなたの祝福を祈る」。

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5.管理方法

【置き場所】 室内の日光の入る窓辺が理想的です。ただし、暖房器具の近くは避けてください。室温が5℃を下回ると、葉が黄色くなり落葉します。
【水やりの仕方】 土の表面がかなり乾いてから 。出来たら、午前中に少しぬるめの水をあげて下さい。受け皿にたまったお水は必ず捨てて下さいね。

茎は折れてしまったり、傷つけたりすると傷口から白い液が出ます。
これは、植物が虫や病原菌から身を守るために身につけている液で、「フォルボール」という有毒な成分を含んでいます。皮膚につくとかぶれることがあるので、注意しましょう。

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花の意味や由来を知ると、もっと花のことが好きになりますよね!
今年のクリスマスはポインセチアを飾って、花のある暮らしを楽しみましょう♪♪

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6.お正月の準備はお早めに!

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