Ａ型の性格なので、旅に行くときは現地の行動をイメージして段取りを立てることが多い。

ここにいって、このくらいの時間過ごして、そのあと移動に時間がかかるから……と。

ただ、1人旅をする時は、そういうスケジュールは一切組まない。

決めるのは、食べたいものと泊まる宿のみ。

あとは全て現地で決める。

goooglで調べてればおすすめの名物が出てくるけど、そうじゃなくって、泊まった先で、そこの人に聞いていくのが面白いのだ。

自分で調べるとgoogleのアルゴリズムの関係で自分の好みが反映されてしまう。

そうではなく、地元の人や他人に勧められたお店っていうのは自分の好みが一切反映されていない。

そういったお店にいってみると、意外と自分の好みが広がったり、新しい味との出会いがあったりする。

鎌倉の材木座で行った『燻太』という個人のお店が素敵だった。

個人の家で営業していて、燻製がメインのお店だ。

友達の実家のリビングで飲んでいる様な、のんびりした空間でお酒を飲みつつ、トビウオの燻製刺身などを食べてきた。

たぶん、1人旅じゃなければ行かなかったお店だ。こういう「出会い」が一人旅の醍醐味だと思う。

あんまりのんびりしすぎて、完全に地元の人だと思われていた。

予定を立てずにポイントだけをきめて、あとは自由、というスタイルが今の自分に合っているのかもしれない。

普段は時間に追われたり、○○をしなければならない、とか自分以外に主体がある感じがするけど、１人旅の間は間違いなく自分主体でいられる。

そんな時間の過ごし方が好きだ。