【試合概要】
この試合は、下位に低迷する横浜と、首位を走る福岡との一戦でした。序盤は福岡が優勢に進め、賀喜と守屋のスパイクで得点を重ねました。しかし、横浜も中嶋と井上の活躍で食らいつき、中盤以降は両チームが拮抗しました。終盤になると、福岡は遠藤が疲労のために交代し、その影響で攻撃のバリエーションが減りました。一方、横浜は小川のトスで一ノ瀬や渡邉にチャンスを作り、粘り強く追い上げました。最後は、横浜が平岡のブロックでマッチポイントを奪い、逆転勝利を収めました。

【MOM】
幸澤沙良（福岡・S）
＜選定理由＞
評価点が最も高かった選手でした。遠藤が下がった後も、落ち着いてチームをまとめ、賀喜や守屋に的確なトスを送りました。また、自らも攻撃に参加し、相手のブロックを崩すプレーを見せました。

【監督コメント】
白石麻衣 監督（横浜）
「今日は本当に良い試合ができました。チーム全員が一丸となって戦ってくれました。特に中嶋選手と井上選手は素晴らしかったです。中嶋選手はレシーブやディフェンスで安定感を出し、井上選手はオポジットとして責任感を持って攻撃しました。小川選手もセッターとして成長していますね。彼女のトスはどんどん上手くなっています。渡邉選手や平岡選手もブロックで大きな仕事をしてくれました。福岡は強豪チームですが、最後まであきらめずに挑戦しました。この勝利を自信にして、残りの試合も頑張りたいです」

中村ゆり 監督（福岡）
「残念な結果になりましたが、横浜には敗れても恥じない試合だったと思います。彼女たちは最後まで諦めずに戦ってくれました。特に幸澤選手はMOMに相応しいプレーをしてくれました。彼女はセッターとしてだけでなく、攻撃やサーブでも貢献しました。賀喜選手や守屋選手も得点源として頑張りましたが、相手のブロックに苦戦しました。遠藤選手は疲労のために交代しましたが、彼女はゴールデンコンビの一員ですから、次の試合ではまた活躍してくれるでしょう。今回の敗戦は悔しいですが、気持ちを切り替えて次に臨みたいです」

【選手コメント】
幸澤沙良（福岡・S）
「今日は私たちの負けでしたが、横浜は強いチームでした。私はトスをするだけでなく、攻撃にも参加しようと思いました。賀喜さんや守屋さんにもいいトスを送りたかったですが、相手のブロックが厚かったです。遠藤さんが下がったときは、少し焦りましたが、私はチームのリーダーとして落ち着いてプレーしました。MOMに選ばれたのは嬉しいですが、勝てなかったので悔しいです。次の試合では、もっとチームとして連携して勝ちたいです」

中嶋優月（横浜・OH）
「今日はすごく熱い試合でした。福岡は強いチームなので、最初は不安でしたが、みんなで声をかけ合って気持ちを高めました。私はレシーブやディフェンスでチームに貢献しようと思いました。井上ちゃんや一ノ瀬ちゃんのスパイクもすごく良かったです。小川ちゃんのトスも私に合っていました。渡邉さんや平岡さんのブロックも助かりました。最後のポイントは平岡さんのブロックで決まりましたが、この勝利はチームの努力の結果だと思います」

【試合概要】
この試合は、下位に沈む名古屋と、首位争いをする東京の対戦でした。東京は鈴木ゆうかが途中交代し、川﨑桜が代わりに出場しました。
試合は序盤から東京がリードし、大園玲や正源司陽子のスパイクで得点を重ねました。名古屋は生見愛瑠や柴田柚菜が奮闘しましたが、東京のブロックに阻まれ、なかなか追いつけませんでした。
しかし、中盤から名古屋が反撃に出て、田村真佑のサービスエースや浜辺美波のトスワークで差を縮めました。終盤は両チームともに緊張感が高まり、最後は久保史織里がブロックを決めて、東京が15-12で勝利しました。東京は2連勝で2位以上に順位アップし、名古屋は8連敗で最下位のままとなりました。

【MOM】
大園玲（東京・OH）
＜選定理由＞
大園玲は評価点8.8でチーム最高でした。彼女はスパイクで4点を挙げるだけでなく、レシーブやディグでも安定していました。特に終盤の攻防では、決定的なスパイクを決めたり、相手の強打を跳ね返したりして、チームを引っ張りました。

【監督コメント】
小西真奈美 監督（名古屋）
「今日は惜しかったですね。最後まで諦めずに戦ってくれた選手たちには感謝しています。でも、やはり序盤の出遅れが響きました。相手の攻撃力に対応できなかったところがあります。生見や柴田はよく頑張ってくれましたが、他の選手ももっと自信を持ってプレーしてほしいです。残りの試合も全力で戦っていきます」

波瑠 監督（東京）
「勝てて良かったです。名古屋は強敵でした。特に浜辺さんのトスは素晴らしかったです。私たちもそれに対応してブロックやサービスで圧力をかけました。大園や正源司は攻撃面で活躍しましたし、松田や久保も守備面で貢献しました。鈴木が欠場した分、川﨑も頑張ってくれました。次の試合も勝って首位を目指します」

【選手コメント】
生見愛瑠（名古屋・OP）
「悔しいです。でも、負けても諦めない気持ちは持ち続けます。浜辺さんのトスはすごく打ちやすかったです。彼女に感謝しています。チームとしてももっと連携を深めていきたいです」

大園玲（東京・OH）
「嬉しいです。チームの勝利に貢献できて良かったです。松田さんや久保さんのブロックやサービスが助かりました。途中で退いた鈴木さんにも応援してもらって力になりました。これからも頑張ります」

【試合概要】
第11節の京阪ダービーは、大阪が15-10で京都に勝利し、4位をキープした。前回対戦で勝利していた大阪は、今回は岡崎のブロックや広瀬のスパイクなどで攻守に活躍し、序盤からリードを奪った。
京都は金村や弓木の活躍で追い上げたが、最後は大阪の上村のトスワークに翻弄され、逆転することができなかった。京都は2連勝でストップし、5位にとどまった。

【MOM】
金村美玖（京都・MB）
＜選定理由＞
評価点8.8という高い数字を残した金村は、京都の中心選手として存在感を示した。ブロックでは相手の攻撃を何度も跳ね返し、スパイクでは強烈な打球で得点を重ねた。特に後半には連続得点を決めてチームを引っ張った。敗れはしたが、彼女の奮闘ぶりは見事だった。

【監督コメント】
榮倉奈々 監督（京都）
「残念な結果になりましたが、選手たちは最後まで諦めずに戦ってくれました。特に金村選手は素晴らしいプレーを見せてくれました。彼女はチームのリーダーとして成長しています。他の選手も彼女から刺激を受けて頑張っています。次の試合ではもっと連携を密にして、勝ち点を取りたいです」

有村架純 監督（大阪）
「今日はチーム全体が良いパフォーマンスを出せました。岡崎選手や広瀬選手は攻撃的にプレーしてくれましたし、上村選手はセッターとして優れた判断力と技術を発揮しました。彼女は私が見た中で最高のセッターです。京都も強いチームでしたが、我々の方が一枚上手でした。この勢いで次も勝ちたいです」

【選手コメント】
金村美玖（京都・MB）
「今日は自分なりに頑張りましたが、チームとして負けてしまって悔しいです。大阪の岡崎さんや上村さんは本当に強かったです。でも、私たちも負けてばかりではいられません。次の試合ではもっと一致団結して、勝ち点を取り返したいです」

上村ひなの（大阪・S）
「今日はチームメイトがよく動いてくれて、トスがしやすかったです。岡崎さんや広瀬さんは素晴らしいスパイカーですし、飯豊さんや松尾さんもブロックで助けてくれました。私はただボールを上げるだけです。でも、監督に褒めてもらえて嬉しかったです。京都の金村さんや弓木さんもすごかったですけど、私たちはもっとすごいですよね」

【試合概要】
この試合は、リーグ戦第11節の重要な一戦でした。
前回対戦では札幌がデュースの末に勝利したので、広島はリベンジを狙っていました。試合は序盤から広島が優勢に進め、新木と田村のブロックで札幌の攻撃を封じました。山下のトスも巧みで、小坂や谷口に決定的なチャンスを作りました。札幌は菅原や村井のスパイクで食らいつきましたが、広島の守備に苦しみました。
中盤以降は広島が一気に加速し、新木や山下のサービスエースで点差を広げました。札幌は藤吉や河田のブロックで反撃しましたが、広島の勢いは止まりませんでした。終盤は青島や金川が途中出場しましたが、広島は最後まで集中力を保ち、見事に勝利を収めました。
広島はこの勝利で首位に躍り出たのです。

【MOM】
新木優子（広島・MB）
＜選定理由＞
新木はこの試合で最高の評価点8.9を獲得しました。彼女はブロックで4点、スパイクで2点を挙げるとともに、札幌の攻撃を何度も阻止しました。彼女の存在感は広島の守備力を高め、チームの勝利に大きく貢献しました。

【監督コメント】
綾瀬はるか 監督（広島）
「今日はチーム全体が素晴らしかったです。前回負けた相手にリベンジできて嬉しいです。特に新木選手はブロックで圧倒的な強さを見せてくれました。山下選手もトスが上手くて、小坂選手や谷口選手に良いボールを送ってくれました。これからもこの調子で頑張りたいです」

朝倉あき 監督（札幌）
「残念な結果になりました。広島は強いチームですが、自分たちももっとやれると思います。菅原選手や村井選手はスパイクで頑張りましたが、広島のブロックに苦戦しました。藤吉選手や河田選手もブロックで点を取りましたが、それだけでは追いつけませんでした。次の試合ではもっと攻守のバランスを取りたいです」

【選手コメント】
新木優子（広島・MB）
「今日は自分の調子が良かったです。ブロックで相手の攻撃を止めることができて良かったです。山下さんのトスもすごく合っていて、スパイクも決めやすかったです。チームとしても連携が取れていて、楽しくプレーできました。首位になれてうれしいですが、まだ油断はできません。最後まで気を抜かずに戦いたいです」

菅原咲月（札幌・OH）
「負けてしまって悔しいです。広島はブロックが強くて、なかなかスパイクが通りませんでした。でも、村井ちゃんや藤吉さんと一緒に攻めていくことができて、少しは自信になりました。遠藤さんのトスも良かったです。これからはもっとチームとして連携を深めて、勝ちに行きたいです」