福岡15 - 9名古屋

新シーズンの幕開けとなった第1節第2試合は、昨シーズン準優勝の福岡と、新監督の中村ゆりが率いる名古屋の対戦だった。
両チームともに新顔が多く、どのような戦いを見せるか注目されていた。

試合は、福岡の井上和がスパイクで先制点を奪うと、その後も守屋麗奈のブロックや森七菜のスパイクなどで得点を重ねた。
名古屋は瀧野由美子や當真あみの活躍で食い下がったが、福岡の攻撃力に対抗しきれなかった。
福岡は最後に山下美月のサービスエースで試合を決め、15-9で勝利した。

【MOM】

井上和（福岡・OH）
＜選定理由＞
井上は、試合全体で4本のスパイクと1本のブロックで5点を挙げた。
特にスパイクは、相手のブロックを巧みにかわしてコートの隅に叩き込むなど、高い技術と判断力を見せた。
評価点は9.4と、両チームの中で最も高かった。

【監督コメント】

新垣結衣 監督（福岡）
「今日は井上が素晴らしいプレーをしてくれました。彼女はまだ18歳ですが、チームの中心として活躍しています。守屋や井桁などのベテランもしっかりサポートしてくれました。名古屋は中村監督のチームらしく、粘り強く戦ってきました。瀧野選手や當真選手は特に印象的でした。これからも両チームともに頑張ってほしいです」

中村ゆり 監督（名古屋）
「残念ながら負けてしまいましたが、選手たちは最後まで諦めませんでした。福岡は昨シーズンの実力を見せてくれました。井上選手は特にすごかったです。私は以前、福岡で守屋選手を指導していましたが、彼女も成長していました。私たちはまだ新しいチームなので、これからもっと連携を深めていきたいです。安納や松本などの若い選手にも期待しています」

【選手コメント】

井上和（福岡・OH）
「今日はチームの勝利に貢献できて嬉しいです。芳根さんや守屋さんからいいトスをもらえたので、思い切って打てました。名古屋は強いチームなので、気を抜かずに戦いました」

守屋麗奈（福岡・OP）
「（井上）和ちゃんは今日もすごかったです。私はブロックで4点を取れましたが、スパイクは全く決まりませんでしたので、もっと練習しないといけません。名古屋は私の恩師である中村監督のチームなので、特別な思いがありました。彼女のチームに勝てて良かったですが、同時に寂しさも感じました」

瀧野由美子（名古屋・OH）
「負けてしまって悔しいです。私は3点を取れましたが、もっともっとできるはずでした。福岡は強いチームで、井上選手や守屋選手は素晴らしいプレーをしていました。私たちはまだチームとして成熟していないので、これからも中村監督の指導のもとで頑張りたいです」

安納蒼衣（名古屋・S）
「今日は今シーズン初めての試合で緊張しました。私は得点はできませんでしたが、瀧野さんや（當真）あみちゃんにトスを上げることができました。福岡の芳根さんはすごく上手で、私もああなりたいです。中村監督は私たちに優しくて厳しくて、いい先生です。もっと強くなりたいです」

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