ローマ15 - 17パリ

世界クラブ大会準決勝第1試合は、前回優勝のローマと初の決勝進出を目指すパリの激戦となった。
序盤はローマの加藤史帆と東村芽依がスパイクで得点を重ね、パリのブロックを崩す。

しかし、パリも小池美波と武元唯衣が応戦し、土生瑞穂がブロックで2点を奪う。
両チームの攻防は拮抗し、一進一退の展開となる。

終盤になると、パリの小林由依がサービスエースを決め、上村莉菜がトスのバリエーションを増やして攻撃のリズムを作る。
ローマは佐々木久美の粘り強いディフェンスと影山優佳の高いトス技術で食い下がるが、最後はパリの増本綺良が決めて、パリが15-17で逆転勝利を収めた。

【MOM】

小池美波（パリ・OH）
＜選定理由＞
パリの勝利に大きく貢献したのは、小池美波だった。彼女はチーム最高の8.5の評価点を獲得し、途中出場ながら3点のスパイクを決めた。彼女のスパイクはローマのブロックをかわすことが多く、パリの攻撃の要となった。
また、彼女はレシーブやディグでも安定したパフォーマンスを見せ、パリのバランスの良いチームプレーを支えた。

【選手コメント】

加藤史帆（ローマ・OH）
「優勝を目指していたので、この試合に負けるのは本当に悔しいです。私は4点のスパイクを決めましたが、もっともっと点を取れたはずです。パリのディフェンスは強かったですが、私たちの攻撃力も負けていませんでした。でも、サービスレシーブがうまくいかなかったのが敗因だと思います。小林さんのサービスは特に厄介でした」

小池美波（パリ・OH）
「夢のような試合でした。初めての決勝進出を果たしました。上村さんのトスは素晴らしかったですし、土生さんや増本さんのブロックも助かりました。ローマは強いチームでしたが、私たちは自分たちの力を信じて戦いました。決勝では、もっともっと頑張りたいです」

影山優佳（ローマ・S）
「惜しい試合でした。私はトスの精度を高めることができましたが、それだけでは足りませんでした。パリのサービスに苦戦しましたし、スパイクも決まりにくかったです。パリの上村さんはセッターとして尊敬できる選手です。彼女のトスはバリエーションが豊富で、相手のブロックを翻弄していました。私もそういうトスができるようになりたいです」

上村莉菜（パリ・S）
「嬉しいです。私たちは初めての決勝進出を決めました。私はトスのバリエーションを増やすことができました。小池さんや武元さんなど、スパイカーの力が高かったので、トスを分散させることができました。ローマの影山さんはトスの精度が高い選手でした。彼女のトスは高くてキレがありました。私もそういうトスができるようになりたいです」

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