なぜ僕はプログラミングを人に教えたいのか?
普段のしごと
私は、普段はソフトウェアエンジニアとしてプログラムを書いたり、それにまつわる仕事でお金をもらっています。
今はフリーランスとして活動していますが、これまで会社員で合った頃から基本的にはソフトウェアを書く人を主軸に仕事をしています。
教える活動
これまで度々人にプログラミングを教える活動をしてきました。
仕事としてお金をもらうこともありますが、主軸であるエンジニアの仕事に比べると微々たるもので、半分趣味のようなものです。
現在は、高校生に家庭教師のような形でプログラミングを教えています。
これまでやってきた活動としては、以下のような感じです。
企業の新入社員研修の外部講師
ジョブチェンジでエンジニア転職をする人の学習サポート
主婦向けのプログラミング体験ワークショップ
エンジニア転職希望者や初学者へのメンタリング
etc
人に教えるという活動は、ふとしたきっかけで興味を持ち始めたのですが、なんだかんだ数年は続いており、ふと『自分はなぜ人にプログラミングを教えたいのか?』というモチベーションを整理したくてこの記事を書いています。
人に教える活動をしている理由
自分の頭を改めて整理すると理由は2つあると思います。
1.自分の実体験や経験が参考になる人がいるのではないか?
1つ目はソフトウェアエンジニアとして、そこまで直線的なキャリアを積んできたわけではない自分の経験が、中途でソフトウェア業界へ入ってくる人や、ソフトウェアエンジニアに対して希望と不安を持っている人の役に立つのではないかと感じているからです。
私は、17歳の時に高校を中退して約5年ほどフリーターとしてアルバイトをして生活をしていました。それから紆余曲折あり、22歳の時に通信制の高校を卒業し、IT系の専門学校へ入りなおした後、25歳の時に新卒としてソフトウェア開発会社に入社してソフトウェアエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
(学校に行く間もアルバイトをしていて、フリーター歴も長かったので、実質新卒という感じでもなかったのですが、なんとか大卒に混じって潜り込んだ感じです笑)
自慢できる話では全くないですが、高校までは全く勉強していませんでした。学年でぶっちぎりで最下位を取るレベルです。フリーター時代もほとんどが肉体仕事であったため、22歳で専門学校に入った時点では、漢字で名前を書くのも怪しいレベルでした。
そういういびつなキャリアを積んできた自分でも、今はソフトウェア開発を自分の仕事にできています。
もちろん高校からしっかりと勉強を続け、大学で情報を学び一線級で活躍されているエンジニアと比較するとまだまだ勉強不足なことは多いですが、ソフトウェア開発を楽しんで日々活動できているということは間違いありません。
このような理由でソフトウェアエンジニアを目指すことを躊躇している人へ自分の経験や体験が少しでも役に立てればと考えています。
2.ソフトウェアを作るより、ソフトウェアを作れる人を増やすほうが凄いことができるのではないか?
ソフトウェアエンジニアは、実力が顕著に出る職業でもあります。どんな職業も同じといえば同じですが、製造業として見た時に人によってこれだけアウトプットが変わってくるような職業もなかなか珍しいのではないでしょうか。
ソフトウェア開発は、基本的にはチームプレイのため、極めて少数ではあると思いますが、1個人の実力で圧倒的なパフォーマンスを出すヒーローのようなエンジニアも世界にはいます。
ある意味厳しい世界といえるこの業界に曲がりなりにも10年以上いると、自分がエンジニアとしてどのくらいのポジションなのかはある程度は見えてきます。少なくとも前述のようなヒーローのようなエンジニアにはなれないでしょう。
ですが、私がこれからサポートするエンジニアの中からは、そのような素晴らしいエンジニアが生まれる可能性は大いにあります。そう考えると『エンジニアを増やしていく』という活動には、自分自身がエンジニアとしてアウトプットするよりも、凄い可能性が詰まっているのではないかと感じています。
今後の活動
色々と書きましたが、すぐに人に教える仕事を本業にしたいと考えているわけではありません。
スーパーエンジニアにはなれないかもしれませんが、まだエンジニアとして勉強したいこともありますし、プロダクトを作りたいという気持ちも強いです。また現役のエンジニアであることで、より実践に近い体験を教えれられるということにもメリットがあると思っています。
ですが、将来的にはそのような仕事の比率を増やして行きたいとも感じているため、今後は『人に教える技術』についても並行して勉強していきたいと思っています。
今も、余力ベースではありますが、エンジニアの学習サポートなどやっていますので、興味があるかたはぜひご連絡をお待ちしています。
余談① (高校中退フリーターの現実)
余談② (学校に入ってどんな風に勉強していたか)
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