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コーディネーター・アラジンのブログ  #7 ChatGPT

I asked AI about ideas for recruiting students.

今話題のAIチャットのChatGPTに聞いてみました!

ChatGPTが一瞬で答えてくれました。

この画像では小さくて読めないといけないので、改めて紹介します。
私の質問は、
「小さな村の高校です。自然が豊富で、海外からもいろんな国の人が観光に訪れます。全国募集で生徒を集めたくて、他の学校にない特色をアピールしたいのですが、あなたならどうしますか?6つのアイデアを教えてください。」

これに対してAIが回答してくれたのが、こちら。


「小さな村の高校であるということは、他の学校と比べてアピールする点が必要です。以下に、6つのアイデアを提供いたします。

  1. 自然体験プログラムの充実:村の自然が豊富であることを生かして、生徒たちが自然を身近に感じられるプログラムを充実させることができます。例えば、地元の自然ガイドと協力して、森林浴やキャンプ、トレッキングなどのプログラムを提供することができます。

  2. 国際交流プログラムの実施:海外からも観光客が訪れるということは、海外との交流の場を作ることができます。国際交流プログラムを実施し、他国の生徒たちとの交流を通じて、世界観を広げることができます。

  3. 留学プログラムの提供:留学プログラムを提供することで、日本国内外から生徒を集めることができます。地元の家庭にホームステイして、日本文化を体験することができるプログラムも魅力的です。

  4. サステイナビリティに取り組む:自然に恵まれた地域であることを生かして、サステイナビリティに取り組む学校を目指すことができます。例えば、学校の周りの自然環境を守るためのプロジェクトを実施するなど、社会的な責任を果たす学校としてアピールすることができます。

  5. 特色ある部活動の充実:他の学校にはない独自の部活動を充実させることができます。例えば、地元の漁師と協力して海での漁業体験をする部活動や、地元の野菜を使った料理を学ぶ部活動などがあります。

  6. 小規模なクラスの実施:小さな村の高校であることを生かして、少人数制のクラスを実施することができます。生徒一人一人に目が行き届くため、個別の指導が受けられるメリットがあります。また、先生との距離が近いため、よりアットホームな雰囲気を作ることができます。


どうですか? とても妥当な回答だと思います。
しかし、あらためてじっくり読んで考えてみると、どれも白馬高校で取り組んでいることです。
ただ、どこまで本気で各項目のアイデアを深く実践しているのかが、問われているんじゃないかなと私は考えます。

項目1の自然を身近に感じるプログラム
行っていますが、少し不十分ですかね。例えば今は「環境」という授業を選択した生徒だけが、深く自然の中に入って学ぶことはありますが、それはわずか数人のこと。 これを、入学した生徒全員が、例えば1年生の「北アルプス学」という授業や探求授業で実践させたいですね。登山の学年行事がありますが、ひたすら登るのではなく、自然を楽しみながら、場合によっては、楽しんでおられるシニアの人たちや子どもたちと一緒に登るプログラムなんかも取り入れたいですね。

項目2の国際交流プログラム
これは、コロナでここ数年、対面の交流ができていなかったですが、幸い白馬には五竜観光協会さんがJICEと繋がっていて、様々な交流プログラムを提供してくださいます。 ただ、これを待ちの姿勢ではなく、積極的に学期に一度は海外からのゲストを招いて、直接生徒一人ひとりが自分の言葉でコミュニケーションを体験する場を作るなど、単発のイベントのような国際交流ではなく、日頃から自然と実践されている国際交流が大切だと思います。白馬は国際交流が盛んだなあと、生徒も教師も、地元も感じるほどの取り組みが必要でしょう。
現在、あまり知られていませんが、フランスの高校と日頃から交流しています。このことはあらためて別の日のブログで紹介しますね。

項目3の留学のプログラム
AIは、留学生の受け入れのことを言っているようですね。もちろん、地元にも海外にルーツをもつ子どもたちが多くいて、毎年数人はそうした生徒も来ています。ここでは、さらに、海外からの留学生を積極的に受け入れよということだと思います。以前勤めていた学校では、1学年8クラス規模の学校でしたが、毎年4月から2名と、9月から2名の1年間の留学生を受け入れていました。いつも4名の留学生が校内にいる環境です。そして彼らがたった一年で日本語(まあ、大阪弁でしたが)がペラペラになっていくのを目の当たりにして、自分たちも行きたいということで、毎年3,4名の生徒が1年間の海外留学に出かけていました。
受入れとなるとホストファミリーを探す必要がありますが、県外生の下宿を探すのと違って、興味のある方も多いのではないかと思います。

白馬高校でも3年前の学年で3名がイタリア・フランス・アイルランドの交換留学に出かけています。コロナの初期で大変でしたが、頑張っていました。現在大学に入ってからも、アフリカでボランティア活動をしたり、フランスの大学に留学していたりと、活躍しています。このあたりは、別の日のブログで紹介しますね。

項目4のサステナビリティの取り組み
これも、時代の要請なのか、世の中すべてがこのサステナビリティを掲げているわけですが、CO2削減だけがテーマになりがちで、目の前の自然をどう捉えるのかは十分に議論も学習も進んでいません。サステナビリティの取り組みは、現在の工業化社会、都市集中化社会、人口増加社会を持続可能にすることを目指すのではなく、人間がこのわずかな年月で環境に与えた負荷を減らし、人間を取り巻く自然とその生態系を維持(サステナビリティ)することが大切です。その意味を理解する人々がここ白馬の自然を楽しみに観光にやってくるという取り組みにしたいですね。白馬村に公園が少ないとか、公園にチューリップを植えるとかではなく、村全体が自然公園であり、チューリップではなくカタクリやミヤマアオイやツメレンゲを守り、絶滅危惧種のチョウたちの楽園、蛇やカエル、トンボやノスリが飛び回る里山の風景こそ、観光資源として保全しようという運動を生徒たちと一緒に取り組みたいものです。

項目5特色ある部活動の充実
白馬高校の特色のある部活動と言えば、スキー部ですね。秋ごろから、海外や北海道で遠征や練習に出かけています。卒業生のオリンピック選手も多く輩出しています。
ただ、このところ、白馬中で活躍しているスキーの選手たちが、みな県外や北信の高校に進学していまっているのは、残念です。スキー部OBのみなさんや、地元のスキー部にも協力いただいて、なんとか白馬校のスキー部が充実した部活動と学習の環境を整えたいものです。北信のI高校を見学すると施設の綺麗さに目を丸くするそうです。ちょっと悔しいですね。
小規模校ゆえに、部活動はなかなかやりにくいのですが、例えば吹奏楽部のように、地元の白馬や小谷の中学生と合同演奏会をやったり連携が進んでいます。わたくし的には、地元中学生と連携した、「自然クラブ」や「国際交流クラブ」を立ち上げられないかと考えています。

項目6の小規模なクラスの実施
これは、もう実現されています。わたしも学習支援員の肩書で、数学と物理の授業に関わっていますが、数学ではもともと少人数のクラスをさらに二つに分けたり、物理では、選択者が3名ですが、希望者小数のため講座不成立などとせずにちゃんと開講しています。アットホームな関係は理解を深めるのに役立っています。ただ、若い先生方は優しいのはいいのですが、学習を甘くしないで、深く学ばせることに注力して欲しいです。その場では理解できなくても、奥の深い学問だなと感じさせることが大切です。特に科学的な思考を身につけることは、社会生活においても重要です。幸せになれる壺に手を出さないためにも。

今日は、長くなってしまいました。AIもなかなかやるなあと、感心しています。世の中の変化があまりにも急で、今日、古希の誕生日を迎えた私にはついていけないところも多いですが、残りの人生、AIに振り回されないように、人間力はまだまだ高めたいですね。