荒木信也(shinya araki)

不動産・店舗デザイン特化企業「白青社」 1976年熊本生まれ。福岡にて商業施設deve…

荒木信也(shinya araki)

不動産・店舗デザイン特化企業「白青社」 1976年熊本生まれ。福岡にて商業施設developerとして大名のまちづくりに従事。その後八百屋を営みつつ店舗や大型催事をプロデュースし事業売却。帰郷し、設計事務所を経て2020年、グラフィックデザイナーと共に白青社設立。

最近の記事

無人店舗の仕組みをグッドデザイン賞に応募。そして受賞。

この度、無人店舗の仕組み<マドカイ>がグッドデザイン賞2021を受賞したので、その経緯を書きたいと思う。僕自身が、この賞の応募過程などの記事を探したのだけれども、数点しか見つからなかったので誰かの役に立てるのではないかと思い。 マドカイとは熊本市実証実験<五感散歩>を契機に無人店舗マドカイは生まれた。仕組みとしては、空き家となっている建物のファサード(表面)から90cmの奥行きまでをショーウィンドウのように改装し本物の店舗のように見せる。そこにECを組み合わせた仕組み。

    • 職人×design=studio58

      技術が生かせるものって何だろう コロナ渦において仕事がSTOPし、各々が持っている能力を生かし世の中のお役に立てる事はないだろうかと模索しておりました。これから先に必要となるモノは何かと考えたときに、自分たちもあったらいいな!と考えたのが宅配BOXでした。それも、強く柔らかく耐水性の強いモールテックス 仕上げのものを。 モールテックス とは、こういったモルタル仕上げのような材料です。 「 MORTEX COLOR 」 "ベルギー のBEAL社が開発した薄塗り左官材料。あ

      • 熊本でのプロジェクトマネージャー

        大都市で計画を進める場合には、プロデューサーやディレクター、マネージャーにアシスタントなど、細かな役割を持った人たちをチームとして計画に取り込むことができる。だが地方都市では、そうはいかない。 専門家が多くて・・・専門性を磨きあげたスペシャリストは心強い。要望について、深い知見から提案を行なってもらうことができる。 一方で、専門家たちをブレーンにつけプロジェクトに挑んでみると、意外に歯がゆい思いをした人は多いのではないだろうか。これは非常にもったいないと思う。 実際に計

        • 店舗デザイン視点の住宅リノベーション

          大盛況のリノベーション。 商業店舗デザインを主としている者が住宅リノベーションを行うとこうなったという実例をもとにリノベのコツをご紹介できればと思います。 わたし目線結論から言うと、世界観を作り出すのか、全体的に整えていくのかが大きな違いだと思う。 これまで、住宅のリノベーションのご依頼を頂いた事が数件ある。幸せなことに、細かなご要望がたくさんあるといったご依頼内容ではない事が多い。 「○○○をしたい(○○○な暮らしがしたい)」 といったご要望内容がほとんどである。

        無人店舗の仕組みをグッドデザイン賞に応募。そして受賞。

          白青社 設立

          2020年夏、白青社を設立しました。 白青社の立ち上げにあたり、自己紹介を。 商業施設のディベロッパーとして<商業施設からはじまるまちづくり> をコンセプトに当時住宅街だった福岡の大名エリアのディベロッパーとして商業施設の企画・運営・管理にはじまり、まちのゴミやピンクチラシの問題解決や地域行事の復活などエリアマネジメント業務にも従事した。業務の一貫で百道の施設開発の際、都市部と農村部の情報格差を知り八百屋を開業。 八百屋は、飲食店へ産直野菜を卸しながら都市部と農村部の