【賞レースの公平性について本気出して考えてみた】
はじめに
みなさん、にらめっこのルールについて考えたことはあるだろうか?
多分、ほとんどの人間は、そんなことを考えたことはないと思う。
しかし、僕は思うのである。
あれは、一体、何を競っているのか?
にらめっこで、たまに、あるシーンなのだが。
「にらめっこしましょ。笑うと負けよ。あっぷっぷ」の後に、顔を変化させないで真顔で勝負して、勝ってしまう人がいる。
もし、にらめっこというものが【変顔の面白さ】を競うという趣旨であれば、これは趣旨から外れた行為である。
そして、【変顔の面白さ】を競うという趣旨がメインテーマならば、現行ルールは、極めて不可解と言わざるを得ないだろう。
なぜなら、多くの場合に【変顔の優秀さ】ではなく【笑わない我慢強さ】が勝敗を決めているからだ。
もし、【変顔の優秀さ】をメインテーマとして競う大会なのであれば、以下のようなルール変更案が考えられる。
A選手とB選手が競う場合は、必ずCさんという判定員を確保し、A選手とCさん、B選手とCさんはともに面識がなく、その日に初めて会うものとする。
そして、A選手がCさんに変顔を一定秒数見せて、笑わせようとする。
B選手がCさんに変顔を一定秒数見せて、笑わせようとする。
こうでなければならない。
これでも、不充分であり、もっと細かい考察をしていけば、キリがないが、読者が離れそうなので、このへんでやめておく。
結論を最初に言おう。この本の趣旨は【ルールについて考えるための本】なのだ。
世の中に対して理不尽や不公平感を抱いたことがない人間なんていないのではないかと思う。
この本では、以下のような疑問に鋭く迫る。
ルールというものがなぜ存在するのか?
そして、そのルールは守るべきものなのか。
どう付き合っていけば良いのか。
これらの問いに対する答えを多角的に論じていくので、読者のみなさんは是非疑いまくりながら、読んでほしい。
表題の【賞レースの公平性について】に関しては、僕自身がお笑いの世界にいるハシクレとして考えをめぐらせたものである。
注意)なお、僕はルールのフェアかアンフェアかを語ろうとしている上で、自分もフェアでありたいので、この本では、次項の目次を参照すれば、どういう課金状態でどこまで読めるかが分かるようになっている。
一読いただければ、幸いである。
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