愛には奇跡がつきものです

銃撃戦の後の粉塵を被った小さな小さなナキウサギの仔

お水で洗ってあげようとかがんだけれど
泥だらけの池の中にぬかるんだママ

パパとお兄ちゃんは全力で走りながら
きっと
「まだ新鮮な草や木の実が残っているから」と、鋭く目を光らせて穫りに行く

おじいちゃんは屋根のてっぺんによじ登って
じっとただ座ったまま目を凝らす
おじいちゃんはすごいんだよ
何の音もしないのに
空気だって動いていないのに
婆さんが来るぞと言う

するとなぜだか
おばあちゃんが帰ってくる
どこにお出かけしていたの？と
うさぎの仔たちは聞くけれど
「ちょっとそこまで」とにっこりするだけ。

うさぎの家族は本当は
だれも血のつながりがないなんて
お空も小鳥もみんなびっくり

たまたま居合わせたら僕たちも家族だ

ちょっとした偶然です

そういう風に思いながら
たまたま生きてただけだもん
一人ひとりのウサギたち
居合わせた仲間は誰もが同じ考えで
心の底から優しく愛をつむぎ差し出すのさ
必ずおんなじかんがえで
偶然おんなじやり方で
それぞれがそれぞれ勝手に
ひとりで暮らしてきたんだよ
世界にあるものみんなともだち
この言葉を口癖に
人生していたウサギたちだよ
愛から奇跡を紡ぎ出した
It’s great Rabbits！

世界一幸せな仔
だーれ？？