「Happy Valentine's Day 」メイキング

画像1 「Happy Valentine's Day 」(2018)のメイキング
画像2 ■アイディアスケッチです。 青線→人物のバランスを整えます。 ピンク線→盛り込みたい要素、小物など出来るだけ細部も具体的に描きだします。
画像3 ■ペン入れ(清書)をしました。 人物・髪の毛・ドレスはそれぞれ別レイヤー。 スケッチを線画に起こすとスケッチ通りの髪型では地味だったので、髪型を変えました。
画像4 ■色置きです。 キャンバス全体に下地の色→線画を選択して周りの色を消す。という手順です。 (クリスタには便利なプラグインがあるのでクリスタの方は是非) 人物全体を塗り潰すのは、塗り残しなどで下地の色が見えないようにするため。 後のちクリッピングしやすくするため。
画像5 ■大まかに色分けをしました。バケツツールで塗っています。 ドレスは赤、黒など色んなパターンを試した結果、ピンクにしました。 髪の毛にはライトブラウン→ブラウンのグラデーションがかかっています。
画像6 ■全体の印象を整えました。 淡くて甘い、綿菓子のような仕上がりにしたいなーと思ったので、全体を淡く調整。 ■大まかな影を入れました。 顔の下・胸の下・股下など。影はチマチマ分散させず、ディフォルメしてここぞという部分にだけ入れると イラストっぽいです(ここ最近の流行。ただし、写実に移り変わりつつある傾向) あとフリルに存在感出したいのでフリルの影も付けました。
画像7 ■顔を描き込みます。 ちょっと飽きてきたので(笑)、お顔をメイクアップしました。モチベ大事。 顔は下地の肌色より明るい肌色を顎→額にグラデーション。 瞳はヘーゼルを意識してブラウン・グレー・ライトグリーンを使用。 瞳の下半分光の部分は別レイヤーで覆い焼き(発光)にしています。 頬と耳にチークカラーを入れます。耳重要。 リップはオーバーリップ気味に描くとセクシーさと存在感出ます。
画像8 ■顔を目立たせる調整をします。 顔周りの主線の色を変えました。 主線レイヤーを「透明部分を保護」モードにして、赤寄りのブラウンを顔周りに置きました。 血色感を演出、塗りに馴染んでふんわりした印象になります。
画像9 ■フリル部分を塗ります。 フリルを塗りました。下塗りのグラデーションを生かしつつ 影を塗る→光を描き込む という手順です。 地道にやるしか…飽きてきますが頑張りどころ。
画像10 ■単調な塗りの克服 広範囲だったり、画面の多くを占める塗りは単調になりがち。 光と影がそのように出来るか、どこを目立たせたいのか意識して塗りの単調さを少しでも克服したいところ。 この絵のフリル部分も球体に出来る影をイメージして仕上げています。
画像11 ■髪の毛を描きました。 髪の毛の影となる部分に影の色を置きました。 最近の流行りは物理的な影を無視して顔周りには明るい色や差し色を置く方法。 顔が強調されて、美少女などのイラストは映えます。 ハイライトは別レイヤー、覆い焼き(発光)です。
画像12 ■細部を潰します。 リボンやチョコレートを塗りました。 細かい部分ですがものの質感や構造を意識して塗ります。 完成間近…頑張りどころ。
画像13 ■塗りレイヤーを乗算。 ハイライト以外の塗りレイヤーを統合して、29%乗算で重ねました。 色味が少し濃くなって、存在感が出ました。 統合する場合はバックアップを取った方が良いです。
画像14 ■背景を作る。 素材を組み合わせて背景を作りました。突貫工事…。以上になります。お付き合い頂き有難うございました!

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